「本物のオンライン・ハイブリッドワークショップを考える」というワークショップをやってみた

Online Synaptic technology オンラインイベントプロデューサーのかずゆきです。

日本ファシリテーション協会北海道支部の定例会(月例の勉強会)にて、表題の通りのタイトルでオンライン・ハイブリッド型のワークショップを開催してきました。

オンライン・ハイブリッドワークショップについては、さまざまな開催方法があると思いますが、今回は以下の様なやり方としました。
・対面(リアル)会場には、16名の参加者が研修室に集まって参加
・オンライン(Zoom)会場にも16名の参加者が接続
・オンライン参加者には会場及び話題提供者(私)の姿が交互に見える様カメラを設定
・リアル会場には、オンライン参加者がプロジェクターで映し出され、リアル会場と同様に質問などができる。
・リアル会場では、対面のグループワーク、オンライン会場ではブレイクアウトルームを用いたグループワークを行う。
ということができる様、セッティングを行いました。

参加者の約半数(リアル会場・オンライン会場とも)が「オンライン・ハイブリッドワークショップの開催経験」があるということで、ハードルの高い定例会でした。
とはいえ、「音声の問題(ハウリング)の対処を行いたい」
「オンライン・ハイブリッドワークショップで効果的なZoomの機能を知りたい」という話はあり、「実際開催しても難しい」というのは、みなさん共通の認識のようでした。
定例会の前半はリアル会場のみとし、実際にオンライン・ハイブリッドのシステムを設定していく様子をデモンストレーションしました。
後半は、オンライン・ハイブリッドワークショップの説明、注意したいポイント、Zoomを使う場合オンライン・ハイブリッドワークショップで役立ちそうな機能紹介、開催における注意ポイントなどの話をしました。
北海道は札幌以外の地域に行こうとした場合、200-300kmの移動は日常茶飯事であり、かつ冬場の移動は降雪や凍結の影響で困難になることから、「オンライン・ハイブリッド」や「オンライン」という手段は必要不可欠であろうと考え開催しましたが、オンライン会場においても札幌からはなれた地域の参加者があり、関心の高さがうかがえました。

実際に開催してみて解ったこと(最初からわかっていたこと(笑))としては、「オンライン・ハイブリッド」のテクニカルスタッフとしての各種操作である
・オンライン会場のファシリテーター
・カメラの調整
・音響の調整
をしつつ、
・会場とオンラインに向けて「オンライン・ハイブリッド」に関する説明をしながら、会場参加者の様子も見る
というのは、大道芸人か何かのアクロバティックな試みだったなと。

今回最大の学びは「オンライン・ハイブリッドのワークショップをする場合、一人が3つ以上の役割をこなさない」ということでした。
とはいえ、自身の知見・経験にはプラスにはなりました。

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