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すごいテクニックの演奏が良いとは限らない?!

おはようございます!

音楽家の湯川和幸です。



本日のテーマは

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すごいテクニックの演奏が良いとは限らない?!
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について。



日曜日はいつもの古民家スタジオでの
レコーディングでした。



今回は、ちょっと懐かしめの
歌謡曲メロにシティポップス風のアレンジ。



早速、レコーディング開始です。



今回の曲の演奏者のイメージは、、、


画像1

ズバリ!!

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ドラムは「高橋幸宏」さんか「林立夫」さん。

ベースはアンソニージャクソン(笑)。
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という、矢野顕子さんのアルバムで
聞こえてきそうなイメージでした。



峠のわが家の「David」とか
そのあたりのイメージです。



さて今回そういうこともあって
ドラムのパターンをシンプルに
叩いてもらいました。


最近は手数多めのプレイや
展開の早いプレイをドラムには
お願いすることが多いです。


そうすることで
不思議と今っぽい感じがするんです(笑)。

それとは真逆な感じの今回の演奏でした。



早い段階でOKテイクが録れましたので
ドラマーに少し遊んでもらいました。


これも矢野顕子さんの
アルバムでよくあるんですが、

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日本っぽいメロディーのバックで
海外の大物ミュージシャンが演奏する感じ

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をやってみようと思ったんです。


最近見たジェームステイラーの
DVDの影響もあり、この時、私は
「スティーブジョーダンでいきましょう!」
と提案しました。


すぐにドラマーさんがジョーダン風で
演奏してくれます。


これはこれで大変面白い(笑)。



ドラムを叩いてる人が聞いたら
嬉しくなるような、そんな演奏です。


そのバージョンで良いテイクも録音出来ました。


ということで、元の「高橋幸宏」さん
バージョン(もどき)を聞き返すことにしました


すると、こちらのテイクの方が、、、、、

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歌がよく聞こえて
シンセアレンジが活きる!

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ことに二人で気づきました。


これにはびっくり。

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単体で見れば
ジョーダン風の演奏の方が
ずっとかっこいいんです。

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ですが、音楽全体を見てみると
幸宏さん風ドラムの方が
今回の楽曲をより際立たせてたんですね。


これには目からウロコというか
音楽の不思議を再発見するような出来事でした。


ドラムを叩いてる人からすれば
すごくシンプルな今回のドラム。


ですが、他の楽器との関係性から見た時

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そのシンプルさが、
他の楽器を際立たせる

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そんな結果になったんですね。



もちろん、スネアのタイミングが
かなり後ろ目だったりとか、、、

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そういう見えない職人技が
随所に散りばめられてはいます(笑)。

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なんというか音楽っていうのは
やっぱり、、、、、

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全体の調和が大事なんだな
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と再確認した出来事でした。



それでは今日も
ゆったり腹式呼吸でいきましょうね!

今日も最後まで読んでくださって
ありがとうございました。

湯川和幸でした!

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