#02 ≪2人目妊活 私が一人っ子を決断するまで≫ 日本の価値観は子ども2人が当たり前?
不妊治療退職をして13年、一人っ子決断して6年。 そんな私が一人っ子を決断するまでの様々な葛藤に関して、綴っています。
第一話はこちら
第2話は、まさか自分が不妊で悩み、一人っ子を選択するなんて考えてみなかった、15年前の話しを綴っています。
年末、物置き部屋と化けしている、我が家の使われていない子供部屋をみながら、15年前のハウスメーカー巡りのことを思い出していました。
子どもは何人?なんて考えたこともなかった。
20代の私は結婚も出産も考えていない、そんな人生でした。
結婚に興味はなく、仕事に生きたい…そんな風に考えていました。
当時、子どもは結婚とイコールだった私は、結婚しないのだからと、子供のことを考えることもありませんでした。
そして、両親含め周りの人たちも「きっと結婚をせずに仕事に生きる人生を送るんだろう。」そんなふうに考えていたようです。
だからこそ、早く結婚しないと子どもが…なんて言われることもなく、20代を自由に過ごしていました。
そんな私ですが、周りの予想に反して29歳の誕生日を目前に結婚しました。
私が結婚した時、多くの友人たちは驚き、「先を起こされるなんて思ってもみなかった。」そんなふうに言う友人も1人や2人ではありませんでした。
そんな感じで結婚した私は、そこまで深くライフプランを立てていたわけでもなく、なんとなくで子供は2人かなと漠然と考えていたぐらいでした。
夫も同じような感覚で、子供の人数や何歳に出産して、なんて考えは到底なかったように思います。
当たり前のように子供部屋2つを案内されるハウスメーカー巡り
そんな私たち夫婦が結婚式を終え、新婚旅行から帰ってきて、まず最初にしたのはマイホーム探しでした。
滋賀県でもJRが走ってない田舎に住む私たちは、結婚すれば一軒家を持つことが一般的で、マンションと言う選択肢はありませんでした。というよりも、周辺にマンションがほとんどない地域なのです。
家を建てようと、まず向かったのはモデルハウス。
そのモデルハウスには、当たり前のように子供部屋が2部屋用意されていました。
部屋の大きさなどは違えど、ほとんどのモデルハウスで子供部屋が2部屋用意されているような状況でした。
子供は2人、そこに疑問を感じる人は、ほとんどいなかったのでしょう。そして私もまた当時はそこに疑問を感じることはありませんでした。
1階はリビング続きの和室。そこは当たり前のように子供が遊ぶスペースとなっており、 玄関には、ベビーカーが収納できるスペースがありました。
そして、家族4人の靴が収納できる下駄箱。子供が2人いることが、まるで標準であるかのような設計でした。
もちろん、子供部屋がない作りのモデルルームもありましたが、そのようなモデルルームは子供が独立した人のための設計であると、どこに行っても説明されました。
そして必ず言われたのは、「ここは新婚の方が住むようなモデルルームではありません。子供部屋を作るのであれば平屋は厳しいですから。」と…
そう、どこのハウスメーカーに行っても、子供がいることが大前提で話が進められていったのです。
子供を望んでも授からない人、子供を望まない人、子どもは1人しか考えていない人は想定されていませんでした。
今の私ならきっと疑問に感じて、ハウスメーカーでツッコミを入れ、ちょっと面倒臭い客になっていたことでしょう。ただ、当時の私は疑問に感じることもなく、子供部屋は2つ…それが当たり前のように思っていました。
そして我が家もご多分にもれずに、子供部屋を2つ作れるようなスペースを用意したのです。ただ当時何か思うところがあったのか、真ん中の間仕切りをつける事はしなかったため、今でも12畳の広いスペースのまま物置スペースとして、放置されています。
一人っ子には12畳は広すぎるのか、子どもも自分の部屋を欲しがることは今のところありません。
そんな放置された物置スペースになってしまった12畳の部屋を見ながら、考えてしまう時があります。
なぜハウスメーカーは当たり前のように、子供部屋2つを提案するのだろうか?
子供は2人いて当たり前。そんな日本の価値観がハウスメーカーのモデルルームに顕著に現れているように感じて仕方ありません。
子どもは2人が当たり前?という価値観に苦しめられているのでは?
ハウスメーカーのモデルルームを一つの事例として紹介しましたが、このような価値観が、2人目不妊で悩む人を苦しませているひとつなのかもしれないと思うことがあります。
無意識に植え付けられた価値観。知らず知らずのうちに、その価値観にがんじがらめになって苦しんでいる人もいるのではないでしょうか。
と言う、私も一人っ子を決断し、自分の中で気持ちの整理をつけるまでは、2つ用意した子供部屋を見ることが嫌だった時期があります。
なんのためにこの部屋を用意したのだろう?
もっと有意義な使い方があったのではないか?
と思う事も少なくありませんでした。
「使っていない部屋のためにローンを払うほど無駄な事は無い。」という整理収納アドバイザーの人の一言に、心がえぐられた時もありました。好き好んで使わない部屋にしたわけではないんだけどね…と心の中でつぶやいたことは今でも覚えています。
他人が勝手に作った価値観を押し付けられて苦しむ必要なんてない!
今なら、声を大にして言えますが、同時はそんな世の中の価値観に苦しむ自分がいました。
本日はここまで。
最後までお読みいただきありがとうございます。
私自身も結婚当初は、まさか自分が不妊で悩むとも思っておらず、まさか自分が一人っ子と言う選択をするとも思ってもいませんでした。何も深く考えず用意した2人分の子ども部屋でした。
このシリーズは「子供は2人」という考えに何も疑うことなかった私が、不妊治療、不妊治療退職、出産を得てひとりっ子を選択するまでの心情の変化を、10回に渡って綴っていきます。
次回は不妊治療退職をして1人目出産をした私が、2人目の不妊治療について考え始める話をお届けします。
次回も金曜日更新しますのでお付き合いいただければ幸いです。
第3話はこちら
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