№6214:「不正義の共犯者にならない」
こんにちは。遠藤です。日本の健康社会問題解決のため、2020年から予防型ジムである「スモールジム」を全国に展開中。ビジネスリーダー輩出を目指す「オンラインビジネススクール(FBL大学)」も2013年から運営しています。
さて、先般読んだ本にフランスの哲学者であるアルベール・カミュ氏の「反抗という行為が個人の存在を確立し、社会的な変革の原動力になる」という考え方が示されていました。この考え方は「われ反抗す、故にわれあり」という格言にまとめられています。これは「私」という孤立した個人が反抗を通じて「私たち」という連帯を生み出すことを意味しています。
その本には「人間は反抗という行為を通じて自らの価値観を社会に対して表明し、不正や不平等に対して異議を突きつける。そのような反抗的行為を通じて不条理に苦悩していた個人は同じように苦悩していた個人と連帯することが可能になる」とも記されていました。そして以下の言葉で締められていました。「それは不正義の共犯者にならない選択をすることである」と。
これは私の歩みそのものです。私はFBL大学をスタートさせるときに「会社や上司に従属する人生を拒否せよ!」という反抗のメッセージを送りました。続いて、スモールジムを立ち上げるときに多くのフィットネス業界企業がやっていることを否定しました。その中心にあるのは「顧客を放置するな!」ということです。この2つの活動(反抗的行為)によって「不条理に苦悩していた個人」が行動を起こしました。そう考えるとこれは革命ですね。
そう言っている私ですが、少し前に「私にカウンターカルチャーは必要なくなった」というnoteを書きました。その理由は大きく2つあって、1つは「対象が権力や企業から社会問題になったこと」。2つは「活動が『私』から『私たち』になったこと」です。
少し前までは「私」という個人を起点に権力や既存のルールに対して牙を向けていましたが、今は社会問題の解決に向けて「私たち」として連帯しています。そうなったら反抗などどうでもよくなりました。今は「正義の仮面」をかぶって「不正義の共犯者になっている人」を見ると「いつまでこんなことをやってるんだろう」と思います。ここからはビジョンの実現に邁進するのみです。
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