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№6177:「自己承認欲求」が才能を無駄にする

こんにちは。遠藤です。日本の健康社会問題解決のため、2020年から予防型ジムである「スモールジム」を全国に展開中。ビジネスリーダー輩出を目指す「オンラインビジネススクール(FBL大学)」も2013年から運営しています。

さて、「人が離れていく人」っています。その理由が考え方が明らかにおかしいとか、言っていることに一貫性がないとかいうのなら「当然のこと」と理解できますが、「言っていることは結構まともなのに」「よく勉強しているのに」という人もたまにいます。

こういう人は見かけ上は他者を気遣う姿勢を示しているように見えますが、実は「自分のため」に行動しているように感じます。腹の底には自分を認めさせたいとか、自分の能力を売り込みたいという本音がある。私はこういうことに敏感に気づく方です。「法人対法人」的な付き合いなら「スキルの販売」みたいなことでも許容されるでしょうが、私たちが志しているのは「人間同士の付き合い」です。人間関係の本質は「相手への思いやり」、すなわち「仁」に基づいているべきであり、自分の利益を優先する行為はその根底を揺るがします。

こうなる理由の1つに「自己承認欲求が強いこと」が挙げられます。過度な承認欲求は相手にとっては迷惑でしかありません。本人は自分の能力をアピールしているつもりなのかもしれませんが、相手は「自分が利用されている」と感じます。で、口では「利他が大事」とか言ったりするから、余計に矛盾が大きくなる。まともな人はこの矛盾に気づきますから、必要な人が自分から離れていくということになります。

持っている能力を生かして広く他者や社会に貢献できるはずの人が、狭い範囲で活動しているのを見ると哀れにさえ感じます。能力というのは自己承認とか自己固執に依存するものではありません。自己を最大化することで、他者との健全な関係を築き、社会に対して広く長く貢献するための唯一無二の手段です。能力を内側だけに使うのは、その学びの価値を大幅に減少させてしまいます。学んだことは他者や社会に還元することで、真の意義が生まれ、自分自身もさらに成長できるのです。

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