食べることは生きること
入院食は、味が薄くて健康的だと、相場は決まっており、やんちゃ三兄弟の長男である旦那君には(病院には大変申し訳ないのですが)満ち足りた食生活とはいかなかった10カ月でした。
旦那君には、手術後、オール点滴生活の時期が長くありました。そういった患者さんは、嚥下食から食べることをリスタートしていきます。
食べることもリハビリなので、「まだ食べることへの意欲が湧かず、途中で眠ってしまいました」などと言われるとガッカリしたり、「今日はゼリーを全部食べられました」と言われるとこの嚥下食ピラミッドの図を見て「よしよし、1段階クリアか」と喜んだり。
お粥になると「硬いご飯がいい!」と本人がリクエストして一気にステップアップしたり。
食べることは生きること。
そう痛感した、旦那君の食欲でした。
そして、いよいよ退院が近づき、希望を尋ねると、「ラーメン!」とのことで、急に味が濃いものを食べて大丈夫かよ…と思いながらも、本人の希望通りラーメン屋へ。
みんなこってり(笑)
夜は、次男が大好きな唐揚げを夫婦で作り(イヤイヤ手伝ってくれるw)ました。
初日はこってりでありましたが、いろんなものをみんなで、一緒に、笑って食べられたらいいなと思うのです。
食べることは生きること。そう実感した私達は、「明日は、何を食べようか」を、ウチのメインテーマにしていこうと思っています。
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