ふたりのきほん
いよいよ明日は、旦那君の退院の日です。
待ちに待った、大波、いや、大嵐を乗り越えて帰って来ます。
私は、今、何だか大きなチャンスを与えてもらったような気がしています。
知り合って出会って30年(保育園が一緒)結婚して24年。今までの私達夫婦は、それぞれがそれぞれの道を猛ダッシュするような生活で、私は教員として、彼は店主として、目標達成の為にそれぞれがそれぞれの道を邁進してきた日々でした。
私達は、同い年で、仲は良いけれど喧嘩もよくするし、互いに「何でそうなんだろう…」と相手のことが理解できないことも。信頼してない訳ではないけれど、心のどこかで気を遣って「こう言ったらなんか言われるんじゃないか…」と思うことも。
そして、彼は倒れました。
そして、また帰って来られる。
もう一度、やり直しのチャンスを貰うことができた幸運を噛み締めながら、明日を待つ今夜、本棚からこの本を取り出しました。
関係をより良いものにしたい、と、彼が倒れるずっと前に買ってしまっていた松浦弥太郎の本。
めくる度に「そうだよなぁ」「ですよねぇ」と染み込む言葉ばかり。「ふたり」をより良いものにするために、大切なことばかり。
誰に教わるものでも、真似するものでもないけれど、私は、旦那君とこの「ふたり」を、大切にしていけたらいいなと思っています。
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