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教育する前に、大人が「安心感」をもちマインドをかえる事が大事なわけ

子どもの能力をあげたいと思うお父さんお母さんはかなり多いと思っています。


自分の子のために何かできることはないかと考えている方は多いと思いますし、僕もそのために情報発信を行なっています。


将来頭良く育って欲しいと考える人は知育や英語などの早期学習を始めていいるかもしれません。スポーツがうまくなって欲しいと考えている人は、サッカークラブなどの運動教室に通わせているかもしれません。


子どものために色々としてやりたいと考えるお父さんお母さんの考えは非常に素敵だなと思っています。ただ、ここで僕は、子どもの能力を伸ばしたいと考えるのなら、子どもへ投資をする前に必要なことがあるということを伝えたいと思います。


それは「親であるあなたが安心感を持って子どもと関わるということ」です。今回は親が持つべき「安心感」の必要性を記事にして行きたいと思います。


普段イライラしていた僕だからわかる、安心感の重要さ

「なんで子どもを育てるために親の安心感が必要になるんだ!」「そもそも安心感って何?」と感じるのではないかと思います。僕も以前はこの安心感がなんなのかもわからなかったので、そんな時にいきなり安心感の必要性を聞かされてもよくわからなかったと思います。


僕がこの安心感の重要性を体感したのは去年の冬ごろ。あるセラピストから心理面のアプローチを受けたことがきっかけでした。


そのセラピストは昔から面識があり、ちょうど僕の住んでいる地域に出張にきていたため、試しに受けてみようという軽い気持ちでアプローチを受けました。


軽い気持ちで受けたセッションでしたが、セッションを続けていくにつれ僕の内面の本質まで探っていく形になり、僕の本質を探る様な深いセッションになっていったのを覚えています。その中で見えてきたのが、「頭でどうにかしようと考えており、どこにいても安心感を感じることができなくなっている」ということ。


当時の僕を振り返ってみると、専門分野に対してかなり勉強していましたが、結果を求めることや自分や子どもたちの将来にたいして本当にこのままでいいのかという焦りが強くあり、仕事場にいようが家にいようが安心するということはなかった事を覚えています。


家の中でもイライラしていたため、子どもたちがいうこと聞かないとすぐに怒ってしまったり、嫁さんともお互いに嫌なことがあるとすぐに喧嘩してしまうなど、何かに関してイライラしていた事を覚えています。


子どもや家族にイライラして不機嫌になってしまう環境では、子どもがのびのびとできるはずがありません。その頃覚えているのは、子どもがすごく親の目線や空気感を敏感に感とる様になってきた事を覚えています。


怒られたり不機嫌さを感じるとどうにかしようとしてふざけたりして機嫌を取ろうとする。その健気な姿にすごく申し訳なく感じながらも、怒りを抑えられない自分に憤りを感じていた事を覚えています。


将来に対して焦りが強くなり、どこにいても緊張感が取れなかった僕をそのセッションの中で見抜かれ、安心感を感じる必要性を教えてもらったのでした。



安心感=リラックスした状態を持続させること

安心感を感じるために大事な事は、「リラックスした状態を保つ事」。これがシンプルに重要になります。


一度自分の生活を見直した中で、1日の生活の中でリラックスできる時間帯はあるかを考えて見てください。

・ご飯を食べた時

・家に帰った時

・コーヒーを飲んでいる時…


それぞれの人がそれぞれのリラックスする時間があるかもしれません。もしかしたら何をしてもリラックスしないという人もいるかもしれません。


安心感を持つということは、このリラックスした状態を日常で保つという事です。仕事をしている時も、家のことをしている時も、この安心感を持つ事が非常に大事になります。


安心感を持てる様になると、身体や心に今まで以上の余裕があることを感じる様になります。


いままで身体や心に余裕がなくて気づかなかった些細なことに気づく様になるし、何か問題やミスを起こしても落ち着いて対応できる様になります。


僕自身、この安心感を感じられる様になってまず子どもに対してイライラすることが激減しました。


大人のいうこと聞かない…とイライラするよりも、彼らは何をしたいのか、伝えたいのかを感じる様になりました。そのおかげか全くないわけではないけど子どもに対して怒鳴ったり不機嫌になることが少なくなりました。


また子どもの些細なことにも気づく様になり、声にしない訴えやこんな事をして欲しいと言ったことにも気づく様になりました。


この様に僕が不機嫌だったりイライラすることが少なくなったからか、子どもも親の顔色見て行動することが少なくなり、いい意味で自分のしたい事をしっかりと伝えてくれたりする様になりました。


自分のしたいことには今まで以上に集中する様になったので、運動能力も向上したし、知識面もこの数ヶ月で今まで以上に増えてきている印象があります。


大人が安心感を持つことで、子どもの小さな変化や訴えにも気づく様になるし、子どもも自分のしたい事を好きに表現できる様になるなと感じているのです。


子どもに大事なのは「親の考え方が変わること」

子どもが育っていくことに必要なことは何かと聞かれたとき、僕は「子どもに一番近い親との関わり方」が子どもの将来に大きな影響を与えると考えています。


というのも、僕は仕事柄高齢者に関わることが多いのですが、高齢者の話を聞いていると感じることがあります。それは人の考え方や性格を決めているのは、親がどの様な人だったかということが大きな因子になっているということです。歳をとっても親の考え方や関わり方はその人の行動のベースの一つになるのです。


親の考え方・関わり方が子どもに大きな影響を与える。だからこそ子どもに何かする前に、親であるあなたがリラックスした状態で子どもに関われているかが非常に大事になってくるのです。


自分がイライラして子どもや家族に接していないか。自分が安心できる、リラックスできているのか。今一度確認して見てください。意識するだけで子どもの反応が大きく変化しますよ。



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