見出し画像

JRA賞の発表の際に思い出される事〜1999年エルコンドルパサー

みなさん、おつかれさまです👍
本日、JRA賞の発表がありましたね。年度代表馬は、エフフォーリアが順当に選出されました。
皐月賞と3歳馬にして秋の天皇賞、有馬記念の勝利。当然の結果ですね。

毎年、この時期になると1999年のエルコンドルパサーを思い出します。

選考基準を整理すると

JRA賞は記者投票で決定。
中央競馬の記者クラブに通算3年以上加入し年間を通じて中央競馬を取材した記者・会友か、東京競馬新聞協会または日本競馬新聞協会に加盟する競馬専門紙各社の1社当たり5人の記者。
記者クラブ加入社は一般紙やスポーツ新聞の記者、放送局のアナウンサーや取材者が対象。

また各部門で全体の3分の1の票数を集めれば自動的に選出される。


1999年に国内未出走のエルコンドルパサーが選考委員会で記者投票の結果を覆して年度代表馬に選ばれたことで物議をかもしたケースがあり自動選出の項目が変更されました。

当時、エルコンドルパサーとスペシャルウィークのどちらが年度代表馬に相応しいか議論になりました。(グラスワンダーも含めて3頭でしょうか?)

2頭を選出しましょうでも良かったのかもしれませんが、1頭だけとなると当然意見は割れますよね?

エルコンドルパサーを推す人の考えとしては、
①凱旋門賞の活躍(結果僅差の2着)
②サンクルー大賞の勝利
→日本馬がずっと勝てなかった欧州の2400メートルのGIを初めて勝利
③前哨戦のフォア賞の勝利

スペシャルウィークは、この年8戦5勝でした。
①天皇賞春
②天皇賞秋
③ジャパンカップ G1を3勝
④有馬記念はハナ差の2着。

(グラスワンダーは、宝塚記念と有馬記念のG12勝)

年度代表馬の結果について「スペシャルウィークも武豊も見事だった。  しかし『日本競馬人が、エルコンドルパサーと蛯名正義のフランスでの仕事を"フロック"と評価した』と世界から誤解されないために、世界にしっかりと敬意を表す意味で選んだのではなかったか」と述べている。

作家の木村幸治

個人的な見解ですが、JRA賞の定義として海外競馬での成績は別枠で考えるべきではないでしょうか?
あくまでJRAの主催する国内競馬での成績を第一優先として、海外での成績を同一に並べてしまうと難しくなってしまいます。
確かにすごい価値の高い実績として評価はされるべきですが、どうしても国内のG1より、海外のG1の方が高く見られがちです。

しかしながら、引退後の種牡馬や繫殖での評価を高めるのは間違いないですが、、、。


個人的には1999年はスペシャルウィークが国内競馬を盛り上げた功労馬として選ばれて欲しかったのが実情です。もちろんエルコンドルパサーの走りに興奮したのは間違いないですが…。

今回も最優秀4歳以上牝馬に選出された、ラブズオンリーユーは国内G1は未勝利ながら、香港のクイーンエリザベス2世カップ、香港カップそして、アメリカブリーダーズカップフィリー&メアターフの歴史的な勝利を飾っています。

海外競馬が身近になり、活躍する馬も多くなり、選出に難儀するケースが増えてきたのではないでしょうか?
専門家の投票自体も色々と賛否ありますしね。

だから楽しいのかもしれませんが。。。

今年も年度代表馬というよりも、自分のHERO馬を探して、競馬を楽しみたいと思います。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?