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〜バイク模型の作り方〜 Part5

◼️引き続きゲート処理、合わせ目消し・・・時々他の作業。

Part4に引き続き下処理作業ですが、
流し込み接着剤が硬化したと信じて、
まずは合わせ目を消す必要のあるパーツに、
瞬間接着剤を塗ります。
(時短のために硬化剤も使います)
瞬着を塗布した箇所を削り、
合わせ目を消す訳ですが、
白成形色だと見えにくいため
PLにマジックでなぞったのと同じ手法で、
塗布した部分を塗りそれの消え具合で、
削った量を確認します。

1点注意ですが、
油性マジックを使用していますので、
油性マジックが少しでも残っていると、
塗装でラッカー系塗料を吹くと、
油彩マジックが滲み出て来ます。
ティッシュに薄め液を含んでパーツを拭き、
油性マジックを完全に落としましょう。

合わせ目が消えたら他のパーツのゲート処理、
メッキパーツのメッキ剥離を行います。

瞬着を盛って硬化剤を吹いて、瞬着とキットの境にマジックで線を引いたところ
#600番のスポンジやすりで切削、マジックが消えていくと瞬着との境界が削れている証拠
これくらいでOK
わかりにくい場合は切削面すべて、マジックで塗りつぶしてもOK

■メッキパーツの落とし方

メッキパーツは部分的に使用するなら塗装では出ない光沢感があるので、
効果的ではあるがレーサーのフレームはメッキというよりは、
アルミのアルマイトなのでギラギラでは無い。
クリアスモークで明度を落としても良いのだが、
塗装してしまったほうが楽に狙った質感を出せるので剥がしてしまいます。
今回はお手付きキットなので多少剥がされてはいますが、
完全に剥がれていないため、イニシエからある手法で剥がします。

■衣料用漂白剤(キッチンハイターでも可)

ハセガワからメッキ剥がし剤が出ていますが、
家にあるものでも十分に剥がれるので購入した事ないです。
ただしメッキにも種類があって、
表面に光沢を出すためにクリアが吹かれている場合もあり、
その場合は漂白剤では落ちません。
一度ラッカー系薄め液に入れてクリア層を剥離してから、
漂白剤で落とす感じになりますが、
ここで使うラッカー系薄め液は
プラへの攻撃性が弱いものを使いましょう。
Finisher'sのオートクリアや、
各社から出ているツールクリーナー系は
強すぎてプラが割れたり溶けたりします。
私はMrカラーのレベリングシンナーを使っていますが、
それでも多少弱くなりますので、
パーツ破損の心配があるのであれば、
専用品をお勧めします。(自己責任)

容器にパーツを入れて、漂白剤をジャーっと入れる
そのまま放置
しばらくするとこんな感じに落ちる。

◼️メッキが落ちたら

よく水ですすいで下さい。
漂白剤が残っていると塗料の密着不良に繋がります。
水滴はエアブラシを持っているのであれば、
ティッシュにパーツを包んでエアで飛ばしましょう。
持ってないなら振り回して遠心力で飛ばしましょう(笑)

エアブラシのエアで水分を飛ばしている。

コレで外装の塗装前までの処理が完成しました。