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〜バイク模型の作り方〜 Part11

◼️楽しい楽しいデカールの始まり

苦手な作業が終われば、楽しい作業になる訳で、
私の場合、それがデカールです。
貼っていくと、どんどんレーサーになって行くのが好きです。

私のデカールの貼り方で変わっている所と言えば、
ぬるま湯ではなく水を使うのと、
半田ごて」を使う所でしょうか?

あくまでも私のやり方なので真似した結果、
怪我、事故、破損と言った事が起きても、
自己責任ですのでご注意ください。

デカール開始

◼️水を使う

水を使うのは、
「急速に台紙からデカールを剥がさないため。」です。
古いデカールは乾燥しており、
水に浮かすと台紙面が水を吸います。
急速に浸透してデカールと台紙との硬さの違いでカールし、
デカール側が内側に押されて割れの原因となる事が多いです。
しかし古いデカールは水に浮かべても、
なかなか剥がれない事があり、
剥がれるまで放置していても、
割れる原因になります。

◼️じゃあどうすれば良い?

どうすれば良いの?と言う話になりますが、
私の場合、まず水に浮かべる時は、
必ずデカール面を下にします。
そうすると台紙のカールが台紙面を水に浮かべた時より緩やかになり割れにくいです。

デカール面を下にして水に浮かすとカールが小さい。

◼️半田ごてを使う

また古くてなかなか剥がれないデカールは、
上記の通り水に浮かべてカールが止まったら、
一度完全に水に浸けてしまいます。
それをピンセットで摘んで掬い上げ(水がついたまま)
熱した半田ごての上で台紙側を熱します。
(台紙面をコテ先に当てて動かします)

さっきいきなりお湯やぬるま湯に、
入れるのはNGと言ったのに、
熱するのはOKなのか?と疑問に思ったと思いますが、
経験上、水に一度浮かべて水分を吸ってしまったら、割と大丈夫です。
今度は逆に早く剥がさないと割れにつながります。

◼️半田ごてを使う時の注意点

まず、やけど、火事には十分気をつけてください。
次に当然ながら台紙面だけを熱する。
慣れないうちはコテに当てるのは一瞬にしましょう。
当然ですがデカール面をコテ先に付けると溶けます。
最後にしっかり観察してください。
剥がれる頃合いになると、デカールが浮いてきたり、
デカール台紙の色が濃くなります。
そのタイミングでやめて水に浸けて熱を逃してください。
タイミングを見逃すとデカールが溶けたり気泡が出来て貼った時に目立ちます。

火傷注意
デカールの状態次第ですが、
今回のデカールは1回なでる位でOKでした。
何度もなでる場合は都度水をつけて、
デカールが煮えないように注意してください。

これで貼る準備ができました。
長くなったのでPart12で貼るところから始めます。