~バイク模型の作り方~ Part9
■外装の塗装
今朝はフロントフェンダーをテストで塗装してみて、
いい感じなので、このまま全て塗装したいと思います。
Part7でも書いた通り、ウチはエアブラシでラッカー系塗料での
塗装がメインで、アクリル塗料は使いません。
エナメル塗料はつや消し黒と、赤だけ使います。
正直、塗装に関してはそんなに書くことは無いかと思っていますので、
エアブラシ塗装での一般的なセオリーを書いておきます。
1、塗装前に除電ブラシなどでパーツからチリを除去する。
チリが混入したら即塗装を停止してチリを除去。
2、角の塗膜を厚くするため角を先に塗装する。
クリア塗装後、中研ぎをして面を均す作業をしますが、
角は塗膜が表面張力で薄くなるため、
攻めすぎると下地が出てタッチアップで汚れる原因になる。
3、1度に色を載せようとせず、複数回に分ける
いっぺんに大量の塗料を吹くと色が載らない割に垂れる可能性がある。
垂らすと硬化後、削る必要があるため時間のロスになる。
私の場合は、エアブラシのカップいっぱいに塗料を入れて、
塗装し出したら、パーツを持つ手を止めずに常に動かし、
1か所にたくさん塗料が載らないようにしながら、
1ターン目は角を重点に外装パーツを塗装
2ターン目は1番最初に角を塗装したパーツから順にもう1ターン角を塗装
3ターン目は全体をザックリ塗りつぶす感じ
4ターン目は吐出量を少し減らし(指の感覚)角との色の濃さを調整
5ターン目は全体に吹きかけて最後の色の調整(吹き残しチェック)
と言う感じです。(隠ぺい力が高い色に関しては3ターン程度になります)
手を止めると1か所にたくさん塗料が載ってしまい塗膜が汚くなります。
1~3ターン目までは艶は気にせず、
パーツに着弾したらほぼ乾いているみたいな感じで、
4ターン目で色ムラを無い状態にして(この辺りで艶が出始める)、
5ターン目で吐出量を上げて縁などの塗残しをなくしつつ艶を出す
■塗料の濃さについて
HowToを見ると紙に吹き付けて「糸を引かない」(濃い)
「垂れない」(薄い)程度とありますが正直好みです。
私自身は基本、塗料1:溶剤1で少し粘度が高いと感じたら、
塗料1:溶剤1.5くらいまで薄める感じです。
ただ、感覚的には希釈量より、
吹き付けた時の感じに重点を置いており、
普段通り吹き付けたのにザラっとした感じになった場合は、
もう少し希釈みたいな感じです。
■ゆず肌になってしまった場合
リターダーを混ぜれば、かなり解消できるが乾燥時間が伸びるので、
私はあまり使用しないです。
ゆず肌や希釈不足による粉っぽい感じになってしまった場合、
カップに薄め液だけを入れてサラっと全体に吹くと、
ゆず肌や粉っぽいのが薄め液で溶けて、多少は改善する。
ただし、欲張って一気に掛けると垂れるので、ギリギリの見極めと、
さっさと諦めて、ペーパー掛けして平滑にした方が良い。