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人生という名の物語


天中殺でのイベント終え
ひと段落してたら


一本の電話が。。


石月君からでした。


フライヤーやイベントで
存在は知ってました。


彼から

「俺とやったら売れるから一緒にやろう!!!」



僕も長く生きてきましたが
これ以上のパワーワードを未だに
ぶち込まれたことはありません(笑)


しかし
僕には天中殺がありました。



ボーカルさんがリハに来ない(笑)


そして僕は男性ボーカルでやりたいと
心のどこかで思ってました。

それ以上に

彼といるとなんか
面白かったんですよね。


そして決断しました。


他のメンバーはというと。


僕が打診したのは
高校のアルバイト先で一緒だった
そして彼も同じようにバンドをやっていた
今でも親友のRyuji

当時の僕は演奏がうまいか分からなかったんですが
なんか弾き方がうまそうに見えたんですよね(笑)


そしてドラムは当時岐阜では
僕らより年も上で

Nさんとバンドやっていた
岐阜バンドの世界では格上だった林くん
TATSUYAのがわかりやすいね(笑)


彼らと結成したのが

FANATIC♢CRISIS


のちにSHUN.ちゃんと徹くんと合流しますが


これがFANATIC♢CRISISの始まりの物語です。



高校の時の不本意なドロップアウトから始まり

バンド仲間にボコられたり

仕事をクビになったり

沢山の友人の死

そして
ボーカルがリハに来なかったり(笑)


16歳から18歳まで
奇跡と絶望の繰り返しの濃い経験してきましたが


冷静に見てみたら

この複数の絶望と奇跡という名の
点と点は全て繋がっていて線になっていて
ここに繋がっていたんです。


あの時電話に出なかったら
あの時Nさんのお店に行かなかったら
あの時。。。

一つでも欠けたらここにはいません。

今これを読んでくださってる
あなたとも会えなかったかもです。


たった2年ですが
物凄く濃くて大切な日々でした。

ここからさらに濃くなりますが(笑)



Nさんはもういません。
あの頃の遊んでいた仲間も
何人もいなくなりました。


昔のLIVEビデオの中では
何人かあの頃のまま
歳をとらずに笑顔でいます。


たまに思います。


会いたいなって。


もうあの頃のみんなも
立派なおじさんおばさんだ(笑)




あの血気盛んな10代の頃
出会った全ての人へ



本当に出会ってくれて
ありがとうございました。




なぜこんな事を書き始めたかというと。。

なんでだろう(笑)



僕というしょうもない物語ですが
知って欲しくなったんだと思います。


年齢的なものもあるのかな。


うちのおじいちゃんは
死が近づいた時急に僕の父親に
戦争での出来事を初めて話したそうです。


多分人は自分の物語を知ってほしいというか
生きた証を残したいんだと思います。


僕は多分死が近いとかではないと
思いたいんですが(笑)


ここから
もっと色んな絶望も経験しました。


うつ病
パニック障害
●●未遂


勿論楽しい事も沢山ありました。


馬鹿みたいにはしゃいだ機材車

まぁ、今もなんですが。。。


北海道ではホテル代がなくて
冬の機材車で寝ましたな(笑)


機材車に穴が空いてて
しかも暖房も壊れてて(T ^ T)
冬の寒い時毛布持参でツアーも行きました(笑)


ジャンケンで買ったやつはホテル
負けたやつはその辺でなんて事も(笑)


レコーディングの時
お金がなくてコンビニの人に
廃棄のハンバーガーを頂き
ハサミで切って分けあったり。

沢山の夢も叶いました



有言実行メジャーにも行きました。

テレビも沢山出ました。

作曲家としても
ドームアーティストや
アニメ
最近だとバラエティー番組にも
使って頂きました。


出会いたい人にも沢山会えました。


その全てがまた今に繋がってる
いい事も悪い事も

全てが愛おしい思い出です。



自分では思ってないですが
僕の事を優しいという方がいらっしゃいます。



それは多分若い頃から
色んな経験を通して
人の痛みというものを
感じ取っていたからかもしれません。


痛みを知ってたら
そんなひどい事できないし
言えないよね(笑)


父親がよく言ってました。

自分がやられて嫌な事は人にすんな。




あなたは生まれ変わっても会いたい人はいますか?



余談ですが

OFIAMというバンドで
歌詞をめずらしく全部ではないけど
書いた「時」という曲があります。


僕は昔を思い出すと
発作のように苦しくなるので出来るだけ
思い出さないようにしてます。


でも
結局僕は今まで出会った人全てが
愛おしく大切なんです。


それは

バンドメンバー
仕事仲間
先輩
後輩
友達
両親
恋人


それだけじゃなく
FANの方々も全てそうだと思ってます。


心から愛してます。


何度でも君を探すよ
何度でも時をかけるよ

何度でも

もう消えないように。


僕という物語はまだ続く予定です


多分。。。



しょうもないかもしれません。

カッコ悪いかもしれません。

でも生きて生きて生きまくりたいと思います。


全ての人が
自分という名の物語の主人公です。

これかも
あなたの物語の登場人物の1人でいさせてください。



そして


いつかあなたの物語を
生きた証を聞かせて下さいね。

それすらも背負って生きたいんです。



年を重ねるって
全てを許せる事かもしれませんね。



















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