【鍼灸編】腰方形筋への刺鍼方法
今回は腰痛へ効果的な腰方形筋への打ち方をお伝えしていきます。
腰方形筋
【起始】
腰椎(肋骨突起)、腸骨(腸骨稜)、腸腰靱帯
【停止】
第12肋骨(下縁)、上位3-4腰椎(肋骨突起)
【作用】
第12肋骨を引き下げ、腰椎を同側に側屈する。両側が同時に働けば腰椎を後屈する
腰方形筋は筋膜的にはDFL(ディープフロントライン)に属しています。
簡単にいうと足の少陰腎経のラインで体の内部の筋肉を通っています。
【委中】は腰の特効穴というのもここから来ているのかな?
おそらく膝窩筋を狙っているので深い筋肉を狙うと同じ深い筋肉である腰方形筋が緩むのだと思われます。
(別の要因も複数考えられるが…)
今回はふくらはぎの圧痛を指標にして腰方形筋に鍼を打っていきたいと思います。
刺鍼方法 (使用鍼:セイリン製 8番1寸6分)
1、患者さんをうつ伏せにして【三陰交】あたりのふくらはぎをつまむ
2、【志室】付近の硬結を探る
3、【志室】に向かい斜め45度に刺鍼していく
(腹部の中心を目掛けて)
POINT
刺鍼していく時に鍼柄の先を持って刺鍼していくと
硬結に当たる感覚が鋭くわかります
4、刺鍼をした状態でふくらはぎをつまむと柔らかくなっています
まとめ
初診で最初に信頼関係を築きたいと思っている方には
鍼の効果をみてもらう効果があるので
鍼を打ったまま圧痛の変化を感じさせてください。
相手に「ここの場所が鍼を打つと痛みが取れるんだよ」
というのをわかりやすく教えてあげることが大切です。
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