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野球肩のアプローチ方法3選

こんにちは、鈴木一登です(@suzuki_kazuto33

野球肩の痛みで悩んでいる選手は
以下のポイントをほぐしてみてください
また痛みだけでなく予防にもなります

1、胸鎖関節下


野球肩の投げ方の特徴の一つとして
肩関節で投げているというのがあります
投球には肩関節も導入するのですが
正しい投げ方としては身体の中心にある
胸骨から投げる様にすると肩関節に負担がかからなくなります

胸骨の近くには胸骨と鎖骨で作られる胸鎖関節という関節があります
鎖骨の動きが悪くなると身体の中心から投げられずに
肩関節のみで投げてしまいいわゆる手投げの状態になります

鎖骨の動きをよくするためには胸鎖関節の下にある
兪府(ゆふ)というツボを刺激していきます
このツボを刺激していくと胸鎖関節の動きがよくなり
投球時に身体の中心から投げることができます


2、肩甲骨下角

肩甲骨の下方にあるトンガっているところが肩甲骨下角(けんこうこつかかく)です
ここのポイントには肩甲骨を安定させるインナーマッスルが多くあります
投球時にインナーマッスルがうまく機能していないと肩甲骨のスライドがスムーズにいかず
胸鎖関節と同じで肩関節に負担がかかってしまいます

相手に横向きになってもらい肩関節を外転した状態(バンザイした状態)で
肩甲骨下角の外側が母指で圧を加えて肩関節を他動的に内転・外転をしていきます
この様にアプローチをするとインナーマッスルが緩んでいき肩甲骨の動きも使った投球ができます

3、脇の横


肩甲骨下角には前鋸筋(ぜんきょきん)という筋肉があります
ここを拳で上下(頭部と足部)に向かってゴリゴリと擦ってください
前鋸筋の機能が悪くなっていると肋骨の動きが悪くなり
鎖骨や肩甲骨が機能していないのと同じで
肋骨の動きが悪いと肩関節のみで投げてしまい
野球肩の原因になります

以上の3点をしっかりとアプローチすることで
野球肩の痛みの改善や予防になるので
ぜひお試しください

鈴木一登
プロフィール

【資格】
⚫︎柔道整復師
⚫︎鍼灸師
【専門分野・得意分野】
⚫︎産後ケア、マタニティ
⚫︎現代鍼灸アプローチ
【運用Web.SNS】
⚫︎Twitter:鍼灸のテクニックや解剖学について発信します(たまにサザン)
⚫︎Instagram:ほぼサザンと草野球の投稿しかしません
⚫︎LINE Official:ちょっとした呟きを配信

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