生き物たちの暮す森|No.008「アブラムシとアリの関係」
何かいないか、虫はいないかと雑草に目を向けると茎に固まって集まるアブラムシを発見。
その茎ではアリたちも行ったり来たりしている。
少しの間観察していると、互いを攻撃するわけでもなく、逃げるわけでもない。
よく見ると、アリは触覚でアブラムシ達を太鼓のようにポンポン、ポンポン叩きはじめた。
すると…
アブラムシのお尻からキラリと輝く一粒の雫が出てきた!
実はこの行動、アリが刺激を与えて、アブラムシのお尻から「甘露(かんろ)」と呼ばれる甘〜い蜜を出させている。
アリはアブラムシが出す甘露が大好物。
アブラムシから甘露を貰う代わりに、テントウムシなどの外敵からアブラムシを守っているらしい。
小さな生き物たちの関係性は弱肉強食だけでなく協力関係でも成り立っている。
まだまだ知らないことだらけ、興味深く面白い。