懺詩: 3
子 - 『招来』
あらまあ、紅百足の寝床。下半身欠乏希望、植え込みの木鉢。
手を伸ばしても、ヌメリ侵してきたなら、もう、お好きなように。
そうね、初女て。刈り取られては切断面、眺められる。
命の軽さを、愛でずとも。首を縦に発条、捻り血のため井戸起こし。
関して閥 フルキアナタ
気付けば、影立ち。
貴方の靡く髪、その煩わしさに、因るのかしらね。
五重の皮膚片、麒麟の伝ゑ。屏風風情で、脈動は不退転。
別に、お前ひとりと言う訳でもないのに。
それより、粗が過ぎる鼠の巣。お考え、あれば頂戴な。
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