TAKUMI NEXT 2021 レポート(商談会/香港)
2021年10月5日に香港のバイヤー「MIDWAY」とのオンライン商談会がありました。旅好きのオーナーが営む、日本のクラフト雑貨を中心に取り扱うセレクトショップです。器やアロマなど日用雑貨だけではなく日常生活をちょっと豊かにしてくれる遊び心があるプロダクトも見受けられます。
商談時間は30分。オンライン商談会はZOOMで実施。参加者はバイヤー、JETROスタッフ数人、JETRO通訳、私でした。このように無料で通訳を利用できるのはこのTAKUMI NEXTの大きなメリットだと思います。
そもそもTAKUMI NEXTの商談会は各国のバイヤーが気になる参加企業を指名することで実現します。参加企業側からバイヤーへ指名する方式ではないので応募するときに注意が必要です。
オンライン商談会の内容
ミーティングの流れは以下の通りでした。
ミーティングの最初に軽くお互い自己紹介をした後、具体的に何をしているのか事業者のプレゼンを行いました。商談会自体は30分しかないため、冒頭のプレゼン時間は出来るだけシンプルにスライドも少なくして臨みました。
バイヤーも事前にこちらのことはある程度調べていますし、事前に商品サンプルも送っているので冒頭のプレゼンは説明しすぎないことが大切だと思います。
ちなみにバイヤーが興味を持ってくれたのはこのアクセサリーです。
質疑応答は作品に関する質問なので分かりにくいかもしれませんが、参考になればと思い以下にまとめました。
▼ バイヤーの質問
これらの質問は今後他のバイヤーからも問われる可能性が高いため、回答を準備して置くべき事項になると思われます。
▼ 事業者の回答
このようにバイヤーからの質問にシンプルに答えました。通訳しやすいシンプルで明確な日本語を使うことが重要です。また、こちらからも質問してみました。
▼ 事業者から質問
▼ バイヤーの回答
確かに。指輪のリングは改良した方がいいかなあと思っていたので改良点が見つかりました。このようにフィードバックをもらえるのも商談ならではのメリットです。最後にバイヤーからのフィードバックをいただきました。
▼ バイヤーからのフィードバック
まとめ
今回は直ぐに商談成立とはなりませんでした。その理由は作品単体だけではコンセプトが伝わらないだろうと思われたためです。まずはショップが持っているギャラリースペースで個展をしてみて、その中でこのアクセサリーを販売するのが良さそうだということになりました。
確かに、このアクセサリーはアート作品《写光石》をプロダクトに落とし込んだもの。初めて僕の作品を知る人にとっては、まずはアートの作品の方を知ってもらうことが分かりやすそうです。まずは個展をしてその中で販売した方がより多くの人に購入して貰えそうな気がします。
香港で個展、楽しみです。また動きがあったらレポートします。