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この一冊 本の感想レビュー

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MCCマガジン「今月の一冊」に、私が寄稿した文章の中からいくつかを紹介します。
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2018年6月の記事一覧

Work works for us『仕事の裏切り』

著者:ジョアン・B.キウーラ 訳者:中嶋愛 監修:金井壽宏 出版社:翔泳社; &nbspISBN:4…

城取一成
6年前
1

『科学と科学者のはなし』「科学的知識」と「経験的な判断」をつなぐ

者:寺田 寅彦;編者:池内 了;出版社:岩波書店(岩波少年文庫)  発行年月:2000年6月 ;I…

城取一成
6年前
1

会津武士の青春 『ある明治人の記録 -会津人柴五郎の遺書-』

石光真人(編著); 出版社:中公新書; 発行年月:1971年5月 ; ISBN:978-4121002525;…

城取一成
6年前

『社会はなぜ左と右にわかれるのか』 あきらめないという勇気

著:ジョナサン・ハイト,訳:高橋 洋; 出版社:紀伊國屋書店 ; 発行年月:2014年4月;…

城取一成
6年前
7

ナンセンス・テールの傑作『トンカチと花将軍』

著者:舟崎克彦、舟崎靖子 ; 出版社:福音館書店 ; 発行年月:2002年6月; ISBN:978…

城取一成
6年前
3

もうひとつの自由の原理『無縁・公界・楽 』

著者:網野善彦 出版社:平凡社(平凡社ライブラリー) ISBN:458276150X(1996/06) 本体価格…

城取一成
6年前
7

男が手を出す時 『それから』夏目漱石

「それから」は、漱石の三部作の真ん中に位置する。新潮文庫版の解説によれば、「三四郎」のそれからが、「それから」であり、「それから」のそれからが、「門」ということになる。1908年の9月から1910年の6月までの2年間に、それぞれ半年間のブランクを空けつつも、通底する主題をもった作品を三作も連載し続けたのだから、漱石の生産性はたいたものだと思う。 個人的な読書体験でいうと、「三四郎」は高校時代に読み、「それから」は20代に映画(松田優作が代助、藤谷美和子が三千代)を観た後に

百首諳んじたぜ!『近代秀歌』永田和宏

「あなたが日本人なら、せめてこれくらいの歌は知っておいて欲しいというぎりぎりの100首で…

城取一成
6年前

思考の作法 『今こそアーレントを読み直す』仲正昌樹

「映画『ハンナ・アーレント』どこがどう面白いのか 中高年が殺到!」 こんな週刊誌の見出…

城取一成
6年前
3

父親との邂逅 『無名』沢木耕太郎

数年前、故郷の伯父が亡くなった。81歳の故人を送る葬儀は、“しめやか”というよりは“にぎ…

城取一成
6年前
7