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nasneって便利なの?

テレビに内蔵されているハードディスクが逝ってしまい、レコーダーが無いとリアルタイムでしかテレビを見ることができなくなり、ちょっと不便だなぁと久しぶりにレコーダーを探しました。テレビを直すことも考えなくは無かったのですが、既にだいぶ年季の入ったプラズマ(!)テレビなので、部品があるかもわかりませんし、ハードディスクだけを直すのもあまり意味がないかもしれないと判断しました。

以前に使っていたような当たり前のレコーダーは、ビックリするほど進歩が無く、4K対応やBD-XLが使えるようなものもあるとはいえ、どれもなかなか価格がお高いのが難点です。そこまで熱心に使うつもりも無いです(我が家はまだアンテナが4K対応していませんし)。

そもそもテレビは観ますが、いわゆる放送を観るよりもプレステを経由してネットコンテンツを見る頻度の方が高く、映画など円盤を観るときもプレステ経由です。またコンテンツを観るのも、家族の各々がパソコンやスマホを持っている状況なので、テレビを使うよりも、それらで観る頻度の方がはるかに高くて、新しいテレビを買うくらいなら新しいスマホが欲しいと言われる始末です。ここまでいかないとしても、以前よりもリビングのテレビの占める力はだいぶ減っているという方も多くなっているのではないでしょうか。

こういう状況なので、リビングでしか観られないレコーダーはあまり便利ではなく、パソコンやスマホ、できれば外出した際でも使えるとよりベターなわけです。

そんな我家にピッタリのレコーダーが nasne です。このレコーダーは以前は torne という名前でSIEから販売されていたレコーダーの後継機種で、プレステをお持ちの方であれば、ご存知かもしれません。

本体にはチューナとディスクだけしかないので、とてもコンパクトです。ボタンも殆ど無くて基本的には他の機器から操作します。ですから今までのレコーダーに慣れている方はきっとどう使うか戸惑うと思いますし、今までのような使い方をしたいのであれば、あまりオススメできません。

nasne を使うには大きく分けて、プレステを使う。パソコンを使う。スマホで使うのいずれかになります。なんと直接テレビに繋ぐことはできません。

プレステを使う方法が一番、簡単で分かりやすいです。プレステに nasne のアプリをインストールすることで番組の予約や録画番組の一覧表示や再生ができます。ここまでは無料でできるようなので、この方法が基本になるのだとは思います。NetflixやDAZNを観るのと変わらない感じです。

パソコンで使う場合には、PC TV Plusというソフトを購入する必要があります。パソコン1台に1ライセンスが必要ですが、マルチライセンスのオトクなセットもあります。このソフトで予約や録画番組の再生はもちろん、リアルタイムでテレビを観ることも出来ます。さらにパソコンに接続されているDVD/BDに録画番組の書き出しを行うことが出来ます。もちろんCPRMで管理されており、対応メディア、デバイスは必要です。

スマホの場合も、torne mobileというアプリを購入する必要があり、このアプリから予約や再生ができます。この場合もリアルタイム視聴は可能です。

このように本体以外にアプリのコストがかかることは要注意ですが、それを考えても本体価格は魅力的です。最近はセールも行われていて、よりオトクに購入できるかもしれません。

本体のディスクは2Tなので、たくさんの番組を録画するのであれば、不足するかもしれません。その場合は本体に外部ディスクを接続して合計で8Tまで拡張できるようです。ただ最大録画数があるようで、短い番組をたくさん録画すると容量を使い切る前にいっぱいになる可能性はあるようです。

また一番の弱点はチューナが地上波BSなどを合わせて1台しか使えないことです。録画したい番組が重なるといずれかひとつしか録画できませんし、そもそも録画中はリアルタイム視聴も録画している番組だけになります(予約や再生は可能)。これはこれで分かりやすいのですが、番組がカブることは結構ありますよね。この解決策は nasne をもう1台買うことです。LAN内に8台まで nasne を接続することができて、同じアプリから操作できます(アプリの追加購入は不要)。録画した番組はそれぞれのディスクに入るので、どの nasne に目的とする番組があるかはちょっと探さないとならないかもしれません。どうやらそういう声も大きかったようで、nasne 間で番組の移動もできるようになったようです(1台しか持っていないので詳細はわかりません)。この機能のお陰で将来 nasne が古くなって故障しそうになった場合に新しい nasne に移動することもできるので、今までの多くのレコーダのようにレコーダが故障したらほとんどの場合は録画番組が観られなくなる事態は避けられそうです(同一メーカーのレコーダなら移動できる場合もありますけど。まあ nasneでもnasne同士限定ではあります)。

他にも一般のDLNAサーバーの機能もあるようで、プライベートな動画や写真などを同じアプリから観ることもできるようです。ただ私の場合は既に別途DLNAサーバーを動かしているので、この機能は使っていません。また外出先からアクセスする機能などもあるようですが、こちらも外出先からは自宅にVPN接続する環境を構築してあるので、特に設定しなくてもちっとも困っていません。

このように、もうテレビというデバイスはあまり必要ないけど、放送は観るよね。というのであれば、パソコンやスマホをテレビにすることができる nasne という選択肢はとても有用でした。私は契約していませんが、有料CSチャンネルなどもテレビで契約するよりは nasne で観たほうが便利な気はします。

さて、頑張って構築したDLNAサーバーやVPNサーバーの話もいずれ整理しますか。

nanse 公式
https://www.buffalo.jp/nasne/

nasne torne などの名称は商標ですが表示は省略させていただきました。

#おすすめ家電

2022.7.20追記

お引越しアプリの記事を見つけました。


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