Lode Runner - ハシゴはどこだ!
懐かしのゲームについての記事も久しぶりになってしまいました。前回はこれだったかな。
ピンボールコンストラクションセット
今回はカテゴリとしてはパズルなんでしょうけど、泣く子も黙るロードランナーです。このゲームは敵キャラである衛兵に捕まらないように、床に穴を掘りつつ金塊を集め、全部集めたら登場する出口から脱出すればクリアというゲームです。全部で150面もあるので、簡単には終えられれないのですが、加えてマップエディタがついていて、自分で新しい面を作ったり、他人の面を貰って遊ぶことも出来ます。このように1度遊んだら終わってしまうのではなく、プレイ経験を活かして自分でゲームをカスタムできることがPCゲームとしての売りだったような気もします。
ロードランナー
Lode Runner
こういうゲームが真っ先に遊べるのがapple][の魅力でもあったのですが、直ぐにAtariやコモドールにも移植され大人気になりました。アクション性はあるのですがあくまでパズルなので、移植は容易だったようで、発売されたばかりのMacintosh版も登場しました。そしてPCではなくファミコンでも遊べるようになりました。あまりの人気とクリアしてしまった人が増えたからでしょう。翌年には続編とも言えるチャンピオンシップロードランナーがリリースされました。
チャンピオンシップロードランナー
その後も移植は続き、これが遊べないPCは無いという程になり、そしてPCゲームからアーケードゲームへ移植された初のゲームとなりました。
Load Runnerとは
歴代のロードランナーの特徴
開発の経緯を調べると、アイデアの段階ではテキストベースでPETを使っていたようですが、ゲームとして仕上げたのはミニコン上だったようです。BASICで作られたアイデアをPascalに移植し、それをFortranに書き直したのですね。その後APPLEのアセンブラで書き直した段階でゲーム会社であるブローダーバンドに売り込んだようですが、テキスト時代を引きずったキャラクタ単位での動作であったために、ビジュアル的な貧弱さが目立ってしまい採用には至らなかったようです。そこでビジュアルを大幅に改善したバージョンを作り販売に至ったという次第です。このようにゲームシステム部分が高級言語で書かれていたのが、短い期間に多くの機種に移植できた理由なんでしょう。
アップルⅡ ロードランナーに挑戦
実のところあまりゲームが無かったMacで遊べたり、ゲームなんてする人がいるの?というPC-100におまけでついてきたりしたので、いわゆるゲームが好きな人だけではなく、ちょっと仕事の合間に遊んでしまう、Windowsのソリティアのように遊ばれてもいました。やり込んでパターンを覚え動き回ると言うよりは、頭を捻って解法を見つけ出すというプレイスタイルが多くの人に受け入れられたのでしょう。もっとも一部の面は少し無理があって「そんなのアリかよ!」と思いましたけど。そして21世紀に入ってもリメイク版が出たりスマホでも遊べるようになっています。
あの「ロードランナー」がスマホで復活。iOS/Android用「Lode Runner Classic」の配信スタート。Apple II版の全150ステージ収録&新モード/機能も追加
そういえば平安京エイリアンていうゲームもありましたね。
ヘッダ画像は、以下のものを使わせていただきました。https://en.wikipedia.org/wiki/File:Lode_Runner.jpg
By Marc S. Ressl - Rendered on OpenEmulator software, Fair use, https://en.wikipedia.org/w/index.php?curid=36603314
#レトロゲーム #ロードランナー #LodeRunner #ブローダーバンド #APPLE2 #Macintosh #パズルゲーム
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