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自分の行動を変えるには自分に気づくこと

 皆さんこんにちは。長野県の回復期病院で理学療法士をしている竹中寿史です。最近は、料理する意欲が落ちてコンビニ食に非常にお世話になっています。(笑)

 今回は、自分の行動を変えるには自分に気づくことがまずは大事というテーマで書いていきます。よろしくお願いします。


行動ー思考ー感情の3つはセットで起こる

 皆さん普段、やりたいと思っていることはあるけど、手がつけられていないことや、なかなか進まないということはありませんか?
 私はまあまああります。笑
 では、なぜ行動したいと思っているのに、実際に行動できないのでしょうか。

 結論から言うと、それは行動ー思考ー感情はセットになっており、行動を起こすときに生まれる思考や感情が行動を阻害しているためです。

 

 私たちが行動するときには、どのようにやるかや実際に行動したらこういう結果になるだろうという思考が生まれます。そして思考に伴い、ワクワクしたり、不安になったりという感情が生まれるのです。

 先日の私の話を例に出しましょう。
 先日後輩のPTの子が私が知らない治療をやっていることがありました。そのとき私は、この自分が知らない治療を後輩の子に聞いて教えてもらった方がいいなと思いました。しかし、実際にはその時は聞くことをためらってしまったのです。

なぜためらってしまったのでしょうか?

おそらくこの時の私の行動・思考・感情はこうなっていたと思います。

行動:後輩に自分の知らない治療を教えてもらうことにためらった。
思考:後輩に聞くと、こんなことも知らないのかとバカにされてしまうかも。
感情:バカにされるのは嫌だな。少しでもその可能性があるのは不安だな。

 このように自分の行動できなかった時を考えると、上記のような思考と感情が生まれていたのだろうと推測することができます。つまり、行動出来ないのは、行動出来ないことに伴う思考や感情が生まれているからなのです。

 上記の例でいうと、思考は「後輩に聞くとバカにされてしまうかもしれない」となっており、感情は「バカにされるのは嫌であり、その可能性に不安がある」となっています。

 これは、行動するための思考や感情になっていないですよね。むしろ、行動を阻害しています。


 このように人間というのは、行動する時に、思考・感情が一緒になって生まれており、行動できない時というのは、その時の思考や感情が阻害しているのです。


行動を変えたいなら自分の思考と感情に気づいて変えろ

 行動を阻害しているのは、自分の思考や感情です。そのため、自分の行動を変えたいのであれば、思考や感情を変えていく必要があります。

 では、どのように変えていくと良いのでしょうか。それは、行いたい行動に伴う思考と行動に変えていけば良いのです。つまり、先ほどの思考と感情を逆にすればいいのです。


先ほどの例で、行動・思考・感情を逆転させてみます。

行動:後輩に自分の知らない治療を教えてもらうことにためらった。
  →後輩に自分の知らない治療を教えてもらう。

思考
:後輩に聞くとこんなことも知らないのかとバカにされてしまうかも。
  →後輩に聞いただけでバカにされるわけはない。
   むしろ後輩からも学ぶ姿勢があって素晴らしいなと思われる。

感情:バカにされるのは嫌だな。少しでもその可能性があるのは不安だな。
  →教えてもらい新しい学びを得ることでよかったな、嬉しいな。

 それぞれ、行動ー思考ー感情が変わるとこうなります。思考や感情がこのように変わると、行動する時の阻害にならないばかりではなく、行動を後押ししてくれることがわかると思います。

 つまり、行動を変えるためには行動を変えようとするのではなく、その時に生まれる思考や感情を変えていくことが必要なのです。


 そして、思考や感情を変えていくにはもう一つ重要なことがあります。それは、行動できない時の自分の思考や感情に気づくことです。



客観的目線で自分の思考と感情に気づくことから始めよう

 行動を変えるには思考や感情を変えていく必要があります。そのために、行動できない時には、まずは自分の思考や感情に気づかなければなりません。

また先ほどの例で見ていきましょう。先ほどの例では、

思考:後輩に聞くとこんなことも知らないのかとバカにされてしまうかも。

となっていました。

 しかし、この思考は歪んでいることに気づきませんか?後輩に知らないことを聞いただけでバカにされるかもしれないというのは、客観的に見るとかなり歪んだ思考です。

 このように歪んだ思考になっているのは私だけでしょうか。
 いや、もしあなたにやりたいと思っているのに手が付かないということが起こっているのであれば、あなたにも歪んだ思考があるのです。

 行動を起こしたいなら自分の思考や感情を変える必要があると述べてきましたが、まず自分の思考や感情に気づくことができないと変えられません。

 生ガキを食べて、腹痛が起きているのに生ガキを食べていることが原因と気付いていなければ、食べないという選択肢は選べないのと同じです。


 思考や感情に気づくための一番手っとり早い方法は紙に書いて、客観的に観察することです。紙に書くことで頭の中にある思考が見える化されるため、客観的に認知しやすくなるのです。

 逆に頭の中にある思考をそのまま気付こうとすることはかなり難しいです。なぜなら、思考というのは浮かんでは消えてを繰り返すものであるため、その浮かんだ思考を一瞬でその時に捉えることは難しいからです。

 だからこそ、浮かんだ思考を紙に書いて消えないようにして客観的に気付くことが必要なのです。


まとめ

行動できない人は自分の思考や感情が阻害している。
行動するためには、自分の思考や感情を修正することが必要である。
思考や感情を修正するために、まず紙に書いて気付くことから始めると良い。

 今回の記事の内容は、最近私が中山陽平さんが講師のコーチングセミナーで学んだことを引用しました。コーチングについてもまた記事を書いていきたいと思っていますので、今後もよろしくお願いします。

 今回もここまで読んでいただきありがとうございました。少しでも皆さんの挑戦の後押しが出来れば幸いです。

ではまた!

#竹中かずし #学んだこと #日記 #理学療法士 #コーチング


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