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臨床実習を充実させる3つのこと

 皆さんこんにちは。長野県で理学療法士をしている竹中かずしです。最近は「約束のネバーランド」を読んで久しぶりに漫画に没頭している今日この頃です。

 今回は、臨床実習を充実させるためにすべき3つのことについてまとめていきたいと思います。よろしくお願いします。


実習を充実させるには成長感が必要

 実習とは、そもそも何を学ぶ場なんでしょうか。基本的な治療技術や評価方法を学んだり、社会人としての接し方を学んだりと人によって様々な意見があると思います。

 その中でも、私は思考力を磨くことと自分で学ぶことを身につけることの2つが特に重要であると思います。そして、その2つの成長を感じることで実習をやって良かったなと充実感を得られることが出来るのではないかと思っています。


 ではその、思考力を磨くこと、自分で学ぶことを身につけることができ、実習を充実させていくためには、どうしたら良いのでしょうか?

 私が考える中では、以下の3つを意識していることが重要だと考えています。

・自分自身に問いを投げかけること
・毎日、その日の振り返りをすること
・少しでも昨日の自分より前に進むこと

 これだけだとイマイチ理解しにくいと思いますので、一つずつ解説していきますね。


自分への問いが思考力を作る

 臨床実習を充実させる一つ目のコツは、自分自身に問いを投げかけることです。これは、保育園の子供たちを想像すると分かりやすいかもしれません。

 例えば、子供たちは「空はどうして青いの?」とか「粘土はなんでこんなに伸びるの?」とか色々な質問をしてきますよね。そう言われると、私たちは自然と、そういえばなんで空って青いんだろうと考えませんか?

 つまり質問には思考させる力があるということです。この質問には思考させる力があるということ生かすと、実習中にも自分自身に問いかけをすることで思考することができます。

 

例えば、実習で臨床見学している時に、
「この先生はなぜこの治療を選択しているのだろう」とか
「自分だったらこの患者さんはどんな評価をするだろう」とか
「なんでこの患者さんは上手く立てないんだろう」などと自分自身に質問してあげることで自然と考えるようになります。

そして、考えることが習慣になっていくと自然と思考力が身についていきます。

 これは、特に勘違いして欲しくないのですが、知識が多くなれば思考力が身につくわけではありません。そのため、バイザーの先生に色々教えてもらったり、自分で調べたりするだけでは、いつまで経っても思考力は身につかず、実際の臨床で考えることができないのです。

 だからこそこの自分に対して質問し、思考力を磨くことが必要です。
(自分も臨床で毎日やってますが、頭を使うとお腹すいてご飯が美味しく食べられますよ!)


毎日その日の振り返ることで成長を実感する

 臨床を充実させる2つ目のコツは、毎日その日のことを振り返ることです。

 振り返りをすることで、毎日自分は何をして何ができたのか、または何が出来なかったのか把握することができます。すると、昨日までの自分とどう変わったのか認識することができ、日々の小さな成長を感じることが出来るのです。


 では、振り返りと言っても何を振り返ればいいのでしょうか?


 例えば、以下のことです。

・その日行った臨床技能で上手くできたことと出来なかったことは何か。
・臨床見学して発見したことや気づいたことは何か。
・臨床見学して分からなかったことや疑問に思ったことは何か。

 これらを振り返ることで、自分は今日何が出来たのか、何を新しく知ったのかを認識し、成長を感じることが出来ます。また、知らなかったことや出来なかったことを認識することで今後の自分の課題が分かります。


 この振り返りをしないとあっという間に日々が過ぎ去っていきます。人間忘れる生き物なので。そのため、せっかく実習をしても、なんとなく大変だったなとか、いつの間にか終わったなとなってしまいます。

 でも、せっかく実習できる機会だから、どうせだったら最高の時間にしたいじゃないですか。実習生は慣れないことをするため、普段より労力がかかりますし、バイザーは普段の業務にプラスして時間をかけて行うんですから。



少しでも前に進むことが明日の自分を応援してくれる

 臨床実習を充実させる三つ目のコツは、少しでも昨日の自分より前に進むことです。

 ちょっと抽象的ですね。これを、シンプルにすると短い時間でもいいから、自分の成長に繋がるための時間を取るということです。


例えば、

・見学中分からなかったことをネットや本で調べてみる。
・見学していた患者さんに対して、自分の考えを紙にまとめてみる・
・バイザーの先生が言っていたことを自分の言葉に変換して、一緒に実習を受けている友達に説明する。
・見学した患者さんの動作を真似して、どうしてそうなるか考えてみる。

などです。

 本当に小さなことでいいんです。それが習慣になり、少しずつ積み上がっていくことでいつか大きな成果に繋がるので。
 ちなみに毎日1%の改善をしていくと指数関数的に成長していって1年後には38倍にもなります。小さな積み重ねもバカにできないですよね。

 

 そして、上記のことが出来るということは、自分で学ぶべきことを発見して、自分で学ぶということが身に付くということです。

 この自分で学ぶことが身に付くということは、臨床実習が終わってからも大きな財産になります。国家試験でも自分で学ぶことが必要ですし、臨床に出てからも日々出会う疑問点に対して、自分で学んで成長していくことが出来るからです。

 社会人になってからはテストが定期的にあるわけではありません。だから、誰かから強制されて勉強を強いられることはないのです。
 これはつまり、全く勉強しないようになるか、自分で進んで勉強するようになるかの2種類の人間にはっきり分かれるということです。

 皆さんはどちらがいいですか?
 新しい発見があったり、知識が広がったりすることは非常に楽しいので、私は圧倒的に後者をオススメします。


まとめ

 今回は実習を充実させる3つのコツというテーマで書いていきました。


 そもそも実習は思考力を磨くことと自分で学ぶことを身につけることが必要であるということ。
 そしてそのためには、
・自分自身に問いを投げかけること
・毎日、その日の振り返りをすること
・少しでも昨日の自分より前に進むこと
の3つが必要と書いていきました。


ここまで読んでくださってありがとうございました。
今回の記事が少しでも皆さんの日々の生活が良くなる手助けになれば嬉しいです。
もし参考になった、ためになったと思ったらいいねやコメントをしていただけると嬉しいです。

今後も日々の気づきや学びを書いていこうと思うので、よろしくお願いします。
ではまた!

#竹中かずし #臨床実習 #日記 #理学療法士

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