魔々勇々3巻発売間近!&ジャンプ燃え尽き症候群

魔々勇々の連載終了から3か月が経とうとしている。
最終話の感想を投稿してから、noteからもXからも遠ざかってしまっていた。
別に魔々勇々への熱が冷めてしまったわけではなく、3巻発売が近づいてめっちゃわくわくしている。
だけど、ジャンプへのスタンスが変わってしまい、少しの間魔々勇々からもジャンプからも離れてしまっていたことは確か。
自分の心境整理も兼ねて、ここ数ヶ月の心境の変遷について記事にしようと思う。
どこかで節目をつけないと、3巻感想が楽しく書けない気がするのだ。
先に結論を言っておくと、3巻めっちゃ楽しみだし感想記事も書きますよ!

魔々勇々連載時

魔々勇々が連載しているとき、ジャンプの発売が本当に楽しみだった。
「面白い」を超えて「推し」といえる漫画がある雑誌を購読する楽しみが味わえたのは人生初だった。

「推し」の作品である以上、良いところ探しをしながら読むことになる。
すると、その漫画の面白さが倍増することを知った。
一周目で先週から楽しみにしていた物語の続きを無心で読む。
二周目で、何がどう面白いのか分析しながら深く読み解く。
この作業がたまらなく楽しいのだ。
そして、表情やモチーフ、コマ割りの隅々にメッセージを忍ばせる魔々勇々はこの読み方ととにかく相性が良かった。
感想記事を書く本当の楽しさは、魔々勇々が教えてくれたように思う。

思い入れを込めて読む漫画の楽しさを知り、他のジャンプ漫画も同じスタンスで読むようにした結果、全ての連載作品が物凄く面白く読めるようになった。
特にツーオンアイスとグリーングリーングリーンズは、この読み方のおかげて魅力が増していた。
毎週月曜日を心待ちにできる本当に楽しい日々だった。

ジャンプ燃え尽き症候群

でも、これは諸刃の剣だった。
思い入れがあればあるほど、打ち切られてしまうダメージが大きいのだ。

魔々勇々が連載終了した瞬間、あまりのショックに反射的にジャンプの定期購読をやめてしまった。
この時はいわば八つ当たりに近く、寿司いくらさんの感想配信を見て心を鎮めつつ、一度は定期購読を再開し、2、3週くらいはジャンプを読んだ気がする。

だが、その翌週のツーオンアイスの連載終了、その後のグリーングリーングリーンズの振るわない掲載順位を見て、なんだかもう嫌になってしまったのだ。

自分が応援している漫画が、他の作品より面白いなどと言うつもりはない。
面白さなどどこまでいっても個人の感じ方次第なのであって、何かしらの判断基準をもって掲載作品を高頻度で循環させるのがジャンプの方針である以上、アンケートが取れないなら打ち切られてしまうことは仕方がない。

だけど、そのアンケートシステムと自分の漫画の楽しみ方が致命的に噛み合わないことに気付いてしまった。
魔々勇々が教えてくれた全力で漫画を楽しむスタイルでは、その作品が終わってしまうことに耐えられないのだ。

こんなダメージを負うくらいなら、適当にコンビニで立ち読みするくらいがちょうどいいと思い、定期購読をやめた瞬間、精神の安定を取り戻した半面、ジャンプへの熱量は急速に冷めてしまった。
グリーングリーングリーンズの打ち切りが、熱が冷めた後で本当に良かったとすら思ってしまう。
万一カグラバチと鵺の陰陽師まで打ち切られるようなことがあったらと思うと、恐ろしくてジャンプを真剣に読むことなどもうできない。

いい大人がここまで一つのコンテンツに振り回されることなんて普通はないだろうから、これは普遍的な感覚ではなく自分個人の特性なんだろう。
魔々勇々がどれだけ自分にとって特別な作品だったのかという証左でもある。

打ち切りから現在にかけての心境

魔々勇々が打ち切られてからは、逃避するように別の趣味に走りまくった。
趣味に投下できる時間の全てを、ゲーム(ホグワーツレガシー→mother2→ユニコーンオーバーロードと、めちゃくちゃ雑食な楽しみ方をした。)、読書、そしてホロライブの動画閲覧(別に記事を書くかもしれないくらいハマった。)に投下し、なるべく魔々勇々から逃げていたような気がする。

そして、世の中面白いことはいくらでもあるなあと改めて気付いた頃にXを開いたら、魔々勇々3巻の書影が公開されていた。
テンションを上げつつ改めてコミックスを読み返すと、やっぱりこの漫画は面白い。
っていうかエスカバVSラルフやってくれるの!?マジ!?!?
世の中には面白いことなんていくらでもあるけれど、それでも自分にとってこの漫画は特別だった。

魔々勇々が打ち切られないために、自分でできることは全部した。
アンケートは紙と電子の両方で出したし、感想記事は睡眠時間を削ってなるべく早く投稿した。
好きでやってたから打ち切られないためというのは違うかもしれんけど。
とにかくポジティブな発信を心掛け、アンチには一切触れなかった。

この時間が、何かの勘違いによるものではなく、正しく自分の感性から生まれた行為だったことに気づくことができてなんだか安心した。
Xでリアクション取るのが出遅れ感があって3巻の書影にリポストしかしてなかったけど、内心テンションは爆上がりしていた。
ジャンプから一時離れても、林先生が漫画を書くという話を聞いたらどの媒体でも読みたいなとやっぱり思った。
後に受けたダメージを差し引いても、読めて良かったと思える魅力のある作品だった。

3ヶ月近くの間離れてしまったけどやっぱり大好きだぞ魔々勇々!
新刊楽しみにしてます!感想書きます!

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