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無名で普通の若者が選挙で勝つためにやったこと

 2023年7月2日、鯖江市議会議員選挙の投開票日でした。この市議会議員選挙では定数が20のところ26人立候補。その中で後輩が立候補したので、何度か選挙のお手伝いやアドバイスをしたことがあったので、おせっかいながらも立候補するならこういうことをやった方がいいよというアドバイスをしました。
 結果として11番目の得票数で当選。
 このnoteの記事はその選挙で勝つためのアドバイスのまとめです。
(スキを押すと最近は写真とか表示できるんですね。設定してみました)

前回の選挙で22票差で落選

 アドバイスをした後輩候補者は4年前の市議会議員選挙でも立候補しましたが、22票差で落選。その時の得票数は866票。惜しい思いをしました。無名で普通の若者なのでいきなり選挙に出て普通に戦っても多分落選する可能性の方が高いですよね。惜しいところではありましたが、前回の選挙では22票差での落選なのでした。
 今回は前回よりは多少名前は知っている人も多くはなったと思いますが、それでも普通の無名な若者には変わりありません。それでも何とか地元のために頑張りたいという思いだけはあるので、今回の選挙では無名で普通の若者が選挙で勝つための方法を伝えました。

今回の選挙の概要

 今回の鯖江市議会議員選挙は定数が20人。候補者数は26人。現職候補者は15人で新人候補者は11人。そして新人のうち女性が4人(現職1、新人3)。新人のうち女性1人は、直近であった県議会議員選挙で圧倒的に得票数を得た候補者と同じ地域政党。
 正直、無名の若者候補者にはなかなかの厳しい状況です。どうしても現職が有利ではあるし、新人の女性候補者には勢いがあるし、何の取り柄もない(あ、ごめん)無名な若者には厳しいです。

選挙結果

 先に選挙結果を書いてしまうと11番目の得票数で無事に当選。投票率は50.85%と低い投票率。1,2番目は新人の女性二人。しかも二人とも2000票を超える得票数。後輩はというと1167票ということで、無名な若者にしては良い結果でした。
 後輩と話をしたときに、選挙カーで回っていると全く知らない人が出てきて、怒られるのかなと思いきや、
「いつも見てるよ!感心するよ。がんばって!」
と応援してくれたそうです。その言葉を聞いて、おせっかいながらもアドバイスをしてよかったなと自分も思いました。

まずはどういう政策か聴いた

 さて、議員になりたいということで、まずはどういうことを議員になってやりたいのかを聴きました。全般的にはなるほどねということで、一般的にも理解してもらえるような内容でした。
 しかし、やりたいことを実現するためには超えないといけない壁があります。それが財源です。実際にこれを実現するために必要な財源はどうするのか?と聞きましたが、一般的に多くの人が考える他の予算を削ってこっちにまわすという答えでした。

アドバイスの1つめ 他の予算を削るな

 他の予算を削ってこっちに回すっていうのは、誰でも考える方法です。そうです、他の人でも考えられることを言っても何のインパクトもありません。インパクトがないどころか、予算を削られるところにも人は必ずいます。あまり良い解決策ではないのです。
 なのでこんな提案をしました。
 市の予算をあっちに持っていくとか、こっちに持っていくということを考えるな。調達する方法は他に無いのかを考える。そして、この解決方法があるんだっていうことを有権者の人たちに伝える。
 これは限られた予算の配分を変えるのではなく、新たに資金調達する方法を考えて、今までの予算はあまり触らずに実現するということです。そんなことできるのか?と思う人は多いかと思いますが、やり方次第でいろんな調達方法はあります。ふるさと納税もそうですし、自治体の資金調達の方法は大きく変わっています。
 若者ならば頭をフル回転させて資金調達の方法を考えるエネルギーはあるでしょう。

これからの予定を聴いた

 選挙の告示日まで何をするのかを聴いたのですが、何をするかと言えば選挙では最近多い定番のことばかりでした。
・辻立ち
・あいさつ回り
・後援会の立ち上げ
・YouTube広告
といった感じですね。
 みんなやってることなのでやりたくなるのはわかりますが、正直、これで当選できればみんな当選するわなということで、やるのはいいけどそんなので当選できるなんて思わない方がいいよって伝えました。
 みんながやっているとやらないといけないって思うかもですが、正直YouTube広告はぼくは課金しているので広告流れないし、流れてきたらうざいなと思うぐらいで良い印象って少ないと思うのです。

アドバイスの2つめ 他の人を真似するな

 みんながやってるからやらないといけないと思うのは心理的にそうなると思いますが、あまり効果があるとは思えません。なぜならよくわからないやつが立ってるとかあいさつに来たとかしか思われないからです。どうせやるなら他の人がやっていないことをやった方がいいよとアドバイスをしたのですが、とはいえ、他の人がやっていないことって何なんだって思いますよね。
 簡単だけども思っている以上に効果のあることを考えました。それは何かというと、

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