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ぼくが漢字4文字のTシャツを売る本当の5つの理由

Tシャツを売りながらも良く、仕事は何ですか?と聞かれ、いつもめんどくさいときには
「IT関係です。」
と答えているのですが、何をしているかと言えば、壊れたハードディスクからデータを取り出すデータ復旧と言う仕事や、ウォールステッカーの通販、あとはお客さんのところへ行って、雑談をしながらウェブサイトのアクセスをどうやって増やすかということを一緒に考える仕事をしています。

そんな僕が、最近Tシャツを売り始めました。

たぶん、そんなTシャツ売れるの?って思うようなTシャツのデザインです。いや、デザインなんて言うのはおこがましいぐらい。漢字4文字を胸のところに書いただけのTシャツです。

こんな感じで漢字4文字が胸のあたりに書かれているTシャツです。一枚3,200円ぐらいで売っています。

サイトはこちら
https://4mojikanji.thebase.in/

Tシャツの販売で良く聞かれること

漢字4文字のTシャツを売っているわけですが、どうしてTシャツ屋を始めたのかってことと同じくらい聞かれるのが、これは自分でプリントしているんですか?ってことです。

当たり前ですが、うちの会社にはステッカーにするためのカッティングシートはあるものの、Tシャツの在庫はありません。じゃあどうしているか?というとBASEの内部アプリを使うと在庫を持たずに発送までしてくれるのです。

ここに書いてある通り、原価は2,052円です。
この原価の中にはプリント代とTシャツ代、さらに梱包、送料まで含まれています。

そうです、実際に通販をしたことがある人はわかると思いますが、通販のコストの中でも梱包や送料って結構大きなウェイトを占めている部分です。送料はコストの認識をしやすいですが、梱包って資材やその手間などかかるのです。

当たり前ですが、自分で梱包などをすればコストがかからないって思ってる人も多いですが、自分の人件費を考えないなんて言うのは予想以上に儲からない理由の一つです。

Tシャツを1枚売ると約1,000円の利益

販売価格を実際に見てもらうとわかりますが、送料含めて3200円ぐらいになってます(税込み)。原価が2052円(税別)なので1枚売ると約1,000円の利益です。

ちなみにBASEのTシャツアプリを使うと、入金があったときだけ注文処理をすればいいので、ほぼほぼやることがありません。注文処理はクレジットカードの番号を入れるだけです。1分ぐらいで操作は完了します。

そして、超重要なのがこのTシャツのデザインデータの作成とBASEへの登録の手間です。実はここが一番このTシャツの1,000円の利益を食いつぶす部分です。

データ作成はショートカットキーで極限まで短くする

1,000円の粗利益をなるべく多くの利益にするためには、とにかく作業の時間を最小限にしないといけません。ここも自分でやってるからコストかかってないなんて思うのは絶対にNGです。

四字熟語や四字熟語っぽい漢字4文字のデータはAdobeのillustratorで作っています。このイラレのデータ作成は時短のできる唯一の場所と言ってもいいぐらい。キーボードの操作だけでほぼデータが書き出せます。できないのはPNGでの書き出しのところのみです。

あとは全てCTRLキーを押しながらCを押すコピーやCTRL+Vで貼り付け、CTRL+SHIFT+Sで別名保存と言ったことがキー操作だけでできるのです。ここをマウスでやっていると思った以上に時間がかかってしまいます。ちょっとしたことですが、ショートカットキーを覚えるだけで2,3秒かかっていた操作が1秒未満で可能になります。

たった1,2秒のことですがアイテム数が500あれば1秒短くなったとしても500秒です。

少しでも手間を減らすために考えること

マウス操作でもできるけど、キーボードを使うと恐ろしく早く作業ができたりするわけで、この操作ショートカットキーがないのかなって調べてみるとあったりするわけです。

そこの少しのことでもショートカットキーを探す手間をかけ、そのショートカットキーを使えばあとはどんどん自分の時間が増えます。他にもこれはこの操作の順番だったら時短できるんじゃないかとか、ホントいろいろと考えると案外あるものです。

ショートカットキーで作った時間で何を考えるか?

作った時間を何に使うかということで、ぼくはとにかく商品数を多くするということに時間を使いました。

これは圧倒的な商品数ということを実現するために、どんどんと四字熟語っぽいものを商品として登録していきます。1アイテム1分もかからず登録ができるまでになりました。なので、Facebookのコメントでも、こんなコメントがもらえるようになりました。

とにかく早く商品を作った効果

コメントにどんどんみんなが四字熟語っぽいものをどんどん書いてくれるようになりました。実はここは予想した通りの反応でした。コメントを書いてもらえると、その投稿は多くの人に見てもらいやすくなります。

そしてさらに他の人が四字熟語っぽい漢字4文字をどんどんコメントしてくれるのです。これはBASE内のランキングにも結果が現れました。3000位ぐらいまで行けたのです。

売れるためにはまずは近くの人から

まったく知らない人に買ってもらえるのがネット通販のおもしろいところですが、Tシャツを売るからには誰かに買ってもらわないと意味がありません。人が必死になって何かをやっていると手伝いたくなるなるわけで、それがコメントであったり、あとは自分がコメントしたものは買わないといけないという心理が働き実際に買ってくれる人が現れます。

これはどちらかと言うと全く知らない人よりも知ってる人の方がよりその傾向は強くなります。

実際、一番最初に四字熟語プラスで買ってくれたのは、4字熟語っぽい漢字4文字をコメントをくれたお仕事でもお付き合いのある方です。
(I原さんありがとうございました!)

1着売れるとうれしくなるもので、商品の登録やこんな漢字4文字はおもしろいかなとか考えだします。そして良いスパイラルになっていきます。

売れ始めると知らない人も買い始める

良いスパイラルが回り始めると、今までは知ってる人が買ってくれていたのですが、徐々に知らない人も買い始めます。これはホントにうれしいことです。僕を知ってて買う人もありがたいのですが、僕を知らずにTシャツを買ってくれる人もいるということです。

できることはやりまくる

売れるとうれしいもので、いろいろと試したくなります。今流行のInstagramはもちろん、Twitter、Facebookページなどいろいろとはじめました。Twitterなどはフォロワー0からのスタートですが、それでも少しずつフォロワーも増えてきます。

とにかく出来ることはやりまくるというスタンスでいます。目的だけしっかりともってやることで、少しずつでもその成果は現れてきます。

ある人から言われました「そんなTシャツ売れるの?」

ぼくのこのTシャツを売ってることをあまり知らない人から、「そんなTシャツ売れるの?」と実は聞かれました。

でも、本当はそれが当たり前の考えですよね笑

漢字4文字が書かれているだけの白いTシャツです。誰が買うんだって思いますよね。たった5万円ほどの売上かもしれないですが、だれが買うんだって言われるTシャツでも5万円も売れるのです。

やっと本題「Tシャツをなぜ売っているか本当の理由」

長々と書いてしまいましたが、ぼくが四字熟語プラスでTシャツを売る理由は次の5つのことを証明したかったからです。

1.小さなことの積み重ねは大切
2.無駄に必死になれば協力してくれる人は現れる
3.コスト意識とアウトソースを使うことの大切さ
4.身近な人にまず買ってもらえると知らない人も買ってくれる
5.そんなの売れるの?っていうモノでも売れる

働き方改革で労働時間の短縮などもいいのですが、短縮ということの意味をよく考えて欲しいのです。1つの作業に1秒縮めることができたら、その作業をどれぐらいやるか考えてみてください。

そしてその出来た時間を無駄に思えそうなことに使うのです。効率化をした方がいいところと、無駄に時間を使うところを間違えないようにするとおもしろいアイディアも浮かんできます。

そんなモノ売れるのか?と聞かれれば、自信をもって
「売ってみませます」
といいます。人よりも圧倒的に努力をして。

愛羅武勇Tシャツを着たあおいみどりさん
https://twitter.com/missearth888 )
渋谷のスクランブル交差点にて

今後も、いろいろとnoteへ投稿していきますので、良かったらフォローをお願いします。

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