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オタクとアマガミ


君の全てにCheck my soul____。どうも、かずおです。


去年の3月くらいに書いたまま下書きに放置されてた本記事があったので適当に加筆修正して世に出そうと思います。供養だと思って読んでくれ。アマガミしらんくても多分いける。


オタクとれいるハウス

昔から感受性が豊かな少年で読書が好きだった。夢水清志郎やIQ探偵ムー、守り人シリーズなどをよく読んでいたことは今でも覚えている。

IQ探偵ムーに至ってはハマりすぎて小学校の出し物の劇のテーマに提案したこともある。ググっていただいたらわかるのだが、IQ探偵ムーはこれからオタクになるやつが好きになりそうな表紙と内容の児童小説である。(これ↓)


それを小学校全体の劇のテーマに推す男、我ながらドン引きである。


さらに、小学校5年生の時には本の世界に没入しすぎて、現実にお話の世界のような素敵な友人がいないことに悲観して泣き出したことさえあった。


この頃からすでに感情クソデカ厄介オタクの素質がありすぎるだろ。


時は流れて。漫画やゲーム、TCGを嗜む立派なオタクになったわけだが、それでもアニメはあまり見ることがなかった。

長時間何もしないで座ってるのが退屈に感じていたためである。

今でも一人の時はあまりアニメを見る方ではないと思う。


そんな折、月一のペースで開催される「れいるハウス」に招待される。

「れいるハウス」は京ポケのオタク「れいる」の家にオタクがわらわらと集まり、カードやらなんやらをしばきながらアニメを一気見して解散するだけのイベントである。神イベント。

誰かと見るなら退屈もないだろうと思ったし、せっかくのお誘いなので参加することに。

れいるハウスでは当時、毎月1ヒロイン分の「アマガミ」を視聴する流れだったらしい。俺が参加した日は2人目のヒロイン「棚町薫」視聴回だった。


オタクと棚町薫

そんなわけでアマガミヒロイン、初めて見たのは棚町薫だった。

…好きになった。(純情)

来世では棚町と同中になりたい。いや棚町の弟でもいいな。


俺は自然豊かな山奥の男子校で青春の中高6年間を過ごした男である。制服の女子など存在さえ疑わしいと思っている。いわばツチノ
コと同列である。

ツチノコ、ペガサス、オタクに優しいギャル、ユニコーン、制服女子高生。


そんな男が青春をギチギチに濃縮したかのような学園恋愛アニメを浴びている図を想像してみてほしい。



誰だってニチャつきキモオタクになるやろがい。




そして先にも述べたように、俺はアニメをほとんど見てこなかったのだ。

つまりこの時俺は生まれたてのアニメオタクなわけで。

生まれたてのオタクだから最初に見たヒロインを当然好きになるのである。


しょーがねーだろ、赤ちゃんなんだから。



なのでぶっちゃけ最初に七咲を見てたら七咲が一番好きになっていたかもしれない。

つまりこんなにも棚町を好きになったのはただの視聴順による偶然かもしれないわけだが、


有史以来、人はその偶然を運命と呼んできたのである。




ちなみに視聴後、棚町のスリーブをソッコーポチッた。2つ。(↓とてもよい)

棚町を見た後はしばらくほかのヒロインのエピソードを見る気になれなかった。


他のヒロイン見たらきっと他のヒロインも棚町同様に好きになるだろうなって思っていたからである。


でも俺の中の棚町は特別であってほしかった。だってこんなにも好きになったのだから。(クソデカ感情)


だから次のヒロインを見る決心がなかなかできなかったのだ。


オタクと後日談

棚町視聴からしばらくして、ようやく決心がついたため、結局他のヒロインのエピソードも視聴した。記事執筆段階では森島先輩と中多紗江以外は視聴している。

結果、どのヒロインも皆良かった…。(三点リーダー症候群)
棚町が好きという感情はそのまま、他のヒロインのこともとても好きになった。

絢辻さんは裏表のない素敵な人です。

アマガミ、非常に良かったのでオススメ。 


れいるハウスでは、最近は「青春ブタ野郎はバニーガール先輩の夢を見ない」を鑑賞している。

これもまた大変に良いアニメなのでもしかしたらそのうち青ブタをテーマにnoteを書くかもしれない。桜島先輩、好きだ…。

かくして学園恋愛もの大好きおじさんと化した俺だが、学園恋愛もの1クール一気見は未だにやや胃もたれなので、数話ずつちょこちょこ見るのが丁度いいと感じる。

やはり濃縮された青春はカロリーが高いのだ。


そして見終わって、爽やかな観了感とともに、二度と来ることのない高校の青春に一抹の寂しさを覚えながら、冷えたビールのフタを開けるのである。


おしまい

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