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メタ認知 その4 今だからこそメタる

自分のメンタルを観察する

人と会話していても、withコロナ、afterコロナ、ニューノーマルという言葉が出てくる。世の中の変わり目であったり、歴史上ひとつのターニングポイントであるのは間違いない。

だいたいが世の中の仕組みが変わること、ここから先はスタンダードが変化することの議論になるけれど、自分のメンタルに注目する人は少ない。それって、ある意味では遠い未来という漠然としたものだと捉えているのかもしれない。変化の中の当事者であれば、危機意識も大きく持つはずだし、落ち着いていられる時間は少ないはず。なので、内側と外側だとすると、外側の予測も大事だけど、もっと内側に注目した方が良さそう。ストレートに言えば、自分のこころやメンタルヘルスにもっと注目したい。

皆、病んでる

俺も含めて、今、皆病んでると思っている。病んでると思って、他人にも自分にも接している。普通じゃない状況で気持ちになんの変化もない人はいなくはないけど、少ないし、全くの無変化はそれはそれでまた周りからヤバいと思われる。具体的にどう接するかというと、それも相手によって、また、状況や目的によって様々だけど、基本的に優しくというか、以前よりも相手を慮るように努めている。
攻撃的な姿勢を強めている人も見受けられるけど、ニューノーマルな社会は思い遣りに溢れたものになることを願っています。
その気持ちに至った手法がメタ認知や離見の見だったというお話

【今】というメタ観測だけでなく【時間的な変化のメタ観測】

付け足しすると『自分の言ってること、先週と変わった』とか『ここのところイライラしがちだなぁ』という時間の変化を見ることが重要。
そのやり方って、いろんな人と対話するとか幅広いインプットを増やすことも大切だけど、日記をつけるとか、何らかのマークをしておかなきゃ忘れてしまう。人は誰でも、自分の【今】の都合の良い方に【過去】を勝手に脳内変換するものですから。

『俺、いつもよりイライラしやすいかも』
とか、
『忍耐力が減ってるなぁ』
『凹みやすいなぁ』
とかを可視化しようと努力するしかない。
2月中旬から振り返ると5月の今はしばらく落ち着いてはいる。それでもそれ以前の理想的なメンタルとは少し違う部分がある。そして、この先も落ち着き続けている可能性は極めて低い。仕事もないし、様々な社会不安も待っている。

なので、このタイミングで書き残しておいて、理想的なメンタルポジションがここだという座標にしようと思う。
これも後にメタ認知する際に、『座標から離れてるぞ、修正しなきゃ』とかに活用したい。

俺は修行が足りないから、きっとこの先も変わってしまう。変わりたくて変わるのではなく、変わりたくないものに変わってしまう。

変化を絶対肯定する人も多いけど、全ての変化が良いものとも限らない。


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