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いじめの話 2 ドーパミン型いじめ

ドーパミン型いじめ

何かしたときに脳内でぴゅぴゅっと出ちゃうドーパミンは自分に快感を与えるご褒美的な脳内分泌物です。


仕事を終えたときの達成感、難しい問題をクリアしたときにも出れば、ゲームやタバコ、ドラックやセックスやオナニーでも分泌される。
褒められたことで気持ち良くなるのもそうだし、ついでに言うと、褒めた方もドーパミンによって気持ち良くなる。

人間は気持ち良くなると何度も体験したくなるもの。依存症の類いはドーパミンが原因。
そして、より大きなドーパミンの快感を求めて、エスカレートしてしまうもの。

すなわち、ドーパミン型いじめは快楽型いじめとも言える。
昭和から平成中期には多かったと推測できる。もちろん今もしっかり残っている。

典型的なパターンとしては
何気なくあだ名がつく
例 じゅんこが何となく、うんこに聞こえる

あだ名がエスカレートする
うんこからビチグソになる

本人が嫌がる反応をするから、反応を楽しむ
この辺りから、イラストにする、先生の前で言う、本人に気づかれない言い回しを試すなど、オリジナリティを競う

ドーパミン型いじめのこのパターンは小学生男子に多く見受けられます。
細分化すればドーパミンエンジョイ型といえるかもしれません。
いじめている側は『楽しい』と思ってやっていて、『もっと盛り上げたい』『もっとウケたい』という遊びがエスカレートした状態です。

誰の目にもわかりやすいいじめやハラスメントはこれが多いですね。
どこかの学校の教員がカレーを無理やり食べさせるとか。

実はドーパミン型いじめはエンジョイ系だけでなく、脳に報酬が得られることなら、なんでもいじめにつながります。

前回書きましたが、いじめはされている側がいじめられているかどうかをジャッジするものです。(もちろん、未然に防ぐためには周囲のジャッジもあります)

明日はオキシトシン型いじめについて書きます。
実は一番恐ろしいのはオキシトシン型とドーパミン型のハイブリッドスタイルだと思ってます。
大人の社会に多いのはそのハイブリッド型です。

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