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いじめの話 7 SNS Instagram

Instagram

メジャーなSNSで一番ハッピーな投稿が多めだと思われています。
私もそう思います。

なので、投稿そのものでつるし上げたり、誹謗中傷を煽るようなものはなかなか見受けられませんし、わかりやすい対人トラブルは少ないです。
しかし、匿名性の高さと広がり感がグローバル(いきなり世界につながるというよりも、ハッシュタグなどから、知らない人にも突然見られる可能性はFacebookよりも高いという意味)というところは注意点です。

Instagramならではの2つのストレス

1 クレーム対応の難しさ
2 承認欲求の四角いジャングル


1 クレーム対応の難しさ

正直、Instagramでストレートな誹謗中傷や攻撃を受けたことはありませんが、いわゆるクレームの類はあります。個人アカウントではなく、団体や会社の運営の中の人をやっているとクレームが来ます。
そもそも、私自身、あまりクレームという言葉はネガティブな印象が伴うため、好きではありませんがここでは便宜上使います。

Facebook編で書きましたが、Facebookは実名であり、投稿から人となりや嗜好性が見えやすく、友達の友達から解決の糸口を手繰り寄せることもできます。

Instagramの場合はクレームを訴えてきた方の投稿を見ても、ハッピーなものが多かったりする場合がほとんどで、『なぜこの人がここに目くじら立てるんだ?』どのくらいの温度感や態度で対応したら良いのかにすごくセンシティブになります。本当の顔が見えない相手にどうやって対応したら良いのか、答えが導きにくい感じです。

あと、経験的な特徴としては、投稿そのものに対してのクレームではなく、そのアカウントそのものに対してや、組織のあり方についてなどの、包括的な大きな意味を問うようなクレームが来たりします。 

2 承認欲求の四角いジャングル

なんだかんだ、承認欲求ですね。
いいねの数、フォロワーの数、それらをもっと欲しくなったり、『わたしの投稿はあの人よりもいいはずなのに、いいねが少ないのはおかしい』など、こじれやすいのもInstagram。まあ、他のSNSでもよくあります。受ける側の解釈次第と言ったらそれまでですが、SNSが広告収入を利益の柱とするならば、長い時間をSNSに使わせる=お金になるという図式が成立します。
中毒性があればあるほど、儲かる仕組みです。ギャンブルと一緒ですね。これもドーパン依存症です。

これはInstagram側も重大な問題として捉えているようで、その対応策として、いいね数を可視化することを一階層深くしたりして、見えにくくすることで対応していますが、どこまで効果があるかはわかりません。

ちなみにいいねを隠したことによって、投稿を見る時間が減り、全体の滞在時間は下がったようですが。逆に投稿数は増えたという結果が出ているそうです。

Instagramの3つのバリュー

1 People First 人々が第一
2 Simplicity シンプル
3 Craft 技巧

1のPeople Firstが今後どういう形でUIやUXに反映していくのかを注目したいところです。

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