ワクワクスイッチ No,8 ゲームの勝敗を左右する要因
先日、JSPO日本スポーツ協会コーチ4の研修を受けてきました。
日本を代表するコーチが集結する中で、出てきたワード『カオス』
バスケットボール女子日本代表ヘッドコーチの恩塚亨さんの著書にも『カオス』(混沌とした状況、何が起こるかわからないという状況)についてふれられていました。
ハンドボールも刻一刻と変化する状況の中で的確に判断していかなければなりません。道筋の決められた、システムによるプレーは、この情報が溢れる時代において、分析により、システムによって崩壊されるものだと私は考えます。
だからこそ、スペースや人数をコントロールしながら段階を追ってトレーニングし、一瞬一瞬状況に応じて的確に判断ができる選手やチームを育成したいですね!
そして!
『最も強い者が生き残るのではなく、最も賢い者が生き残るのでもなく、唯一、生き残る者は変化できる者である』チャールズ・ダーウィン
ハンドボールを通して、柔軟に変化できる人財を育成していきたですね!
バスケットボールは、ダイナミックにプレーできるか、同時にポジティブなマインドでいられるかが勝負に大きな影響を与えます。
システムやセットプレーの優劣を競うものではありませんし、我慢大会でもありません。
カオスの中で、ダイナミックにプレ足を動かし続け、ワクワクしたプレーをより発揮できたチームが勝つことが多いゲームです。
状況がさまざまに変化していくなかで、どのようにしてダイナミックなプレーをし、どのようにしてワクワクしながらプレーできるかという問いを、私たちは解いているのである。
カオス・・・混沌とした状況のことです。
育成年代のコーチたちが直面するカオスとは、一般的に「何が起こるかわからない」という状況を指しています。
しかし、世界に目を向けると、もっと過酷な状況です。すなわち、技術や戦術的な要素が出尽くしてしまい、あるいはスカウティングの発達でやろうとすることが先に察知され妨害されてしまい、体力の削り合いだけが残る状況のことです。
サッカーも同様な事態が訪れており、世界での闘いはそのような意味でもカオスの様相を呈しています。レベルの差はあるにしても、カオスの状況を前提としたトレーニングが必要になってくることを痛感します。
頑張れば練習したことが試合で出せるという状況ではなくなってきている認識です。
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