はせべコラムvol.14 ラグジュアリーってなあに?それおいしいの?ポストラグジュアリー戦略

社内向けに書いてる自分のつぶやきを転載します。

テーマは「ラグジュアリーってなあに?それおいしいの?ポストラグジュアリー戦略」についてです。          
よかったら読んでみてください。

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いきなりですが、ラグジュアリーブランドってなんだと思いますか?ロレックス!とかルイヴィトン!とか思い浮かべる人は多いのではないかと思います。
私の仕事は外資系ラグジュアリーブランドの仕事をすることも多く、常日頃、外資系きれきれロジカルマーケターと相対しているのですが、その中で「日本のマーケットにおいて、ラグジュアリーという言葉の再定義が必要だよね」という話から、界隈でよく話される「ポストラグジュアリー」について議論を重ねています。
ラグジュアリーの日本語訳は「贅沢」という意味ですが、きらきらしたハイブランドを身にまとうことがラグジュアリー=贅沢だとは昔ほど大衆が思わなくなってきた(もちろん未だそう思う人も一定数います)のでないでしょうか?
※ラグジュアリーの概念を語る上で、欧州の歴史を紐解くことは重要ですが今回は割愛します。
中国人の爆買いとかも冷ややかな目で見るようになりましたよね?おそらく昔の日本は同じだったはずです。
また、日本人はアマン等の高級ホテルをラグジュアリーと呼びますが、欧米人は地元の美味しい居酒屋をラグジュアリーと呼び、贅沢の概念が違うと誰かも言ってました。


そんなわけで、ラグジュアリー=贅沢の定義が昔ほど画一的はなくなってきているし、ラグジュアリー=ハイエンド化しなくなってきていると思います。(ということから憧れを利用したビジネスは日本ではもう難しいのではと思います)


しかしラグジュアリーブランドは吸収合併を続けコングリマット化しており、大量生産&消費とグローバル化が進んだこの業界においては、転換期を迎えています。
現在は、資本主義への批判や疑問を持つ人が増えました。なので、日本の消費者は、ハイブランドに惑わされることなく、人間らしさ、職人のこだわり、伝統への回帰などが新たな価値となり、ラグジュアリーになってくるのではないでしょうか。


自然の素材、伝統的な製法、丁寧な手作りを重視する、それがサステナブルやウェルビーイング等の領域にも関わってくるので、まさに今の時代に即した形でラグジュアリー概念のアップデートをすべきだと思います。
というわけでポストラグジュアリーはローカルから生まれるのではと考えており、別軸で考えている「観光」と加えて「ローカル」と「観光」は個人的なホットワードです。
ローカルに根付く、日本のクラフトマンシップは日本の数少ない未来への光明ではないのかと。


来週はそんな考えをめぐらす中で、瀬戸内芸術祭にヒントがあるのではないか?と思い、行ってみることにしたので、それについてたぶん書きます。
まだノープランなので、おすすめ教えてください。


いつにもましてぼんやり考えている内容を書いたので、つたない文章ですいません。瀬戸内芸術行って、ゆっくり考えてみます。
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