はせべコラムvol.5 交通広告のミライ

社内向けに書いてる自分のつぶやきを転載します。

テーマは「交通広告のミライ」についてです。                   よかったら読んでみてください。

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今回は手抜きです。
テーマは交通広告のミライについて語ります。
実は前職が総合代理店で交通広告のプランニングもやってたのでその知見をもとに語ります。
交通広告(以下OOH)は昔からデジタル広告と相性が良いと言われていましたが、未だにデジタルとOOHの融合はうまくいってないように思えます。
それは何故なのか簡単に説明すると


①効果指標がわかりにくい
→駅の乗降員数や改札口別利用者数、媒体前通路の通過人数などの数字に、モニターのサイズや放映時間なども考慮し、リーチを算出するがあくまでも推定数字ではなく、
Webサイトのように広告に接触した人の数をカウントするような効果測定ができない。


②バイイング・入稿・運用の難しさ
→バイイングに関してはクローズドな部分も多い(買い切り枠とかめっちゃある)、掲載期間も一律だったりしますし、入稿に関しても印刷物ですので慎重かつ専門性が求められるので、デジタルCRと比較すると取り扱いが非常に難しいです。また、デジタルのように簡単にクリエイティブの切り替えができません。
他にも理由はありますが個人的にはこの2つの点が大きいと思います。
しかし、近年はこの2つに関して改善の動きがみられます。


これに関してはLivedoard社をはじめとした何社かが先進的な取り組みをしてまして、既存の屋外、屋内、交通媒体など様々なデジタルOOHをマーケットプレイスで一元管理。特定の広告枠/期間に縛られることなく購入し、配信することができます。
また、広告の想定視認数(=インプレッション)の計測を実現し、ターゲットに対して最適な面、タイミングでの広告配信をしたりなどしてます。
個人情報規制が厳しい世の中なので、IMCにおいては他デジ&マスメディア跨いだユニークリーチの算出とフリクエンシーコントロールは難しいですが、このサービスによってOOHのユニークリーチ(≒ビューアブルIMP)とFQコントロールはできるともいえるので、OOHの活用はまだまだ道がありそうです。
また、「呪術廻戦」のOOHがSNSでバズって認知が広がった例もある通り(好きなOOHをわざわざ写真撮ってる人をよくみかけますよね)、シェア性の高いクリエイティブ開発やプロモーション設計をすればOOHの効果を最大限発揮できます。(広告プロモーションにおいてクリエイティブが最大の変数なので、海外のように話題となるクリエイティブの開発は必要です。)


またここに一番注目しているのですが、空間毎デザインするような体験価値の向上や海外の3D広告のような仕組みです。中国の3DのOOHはSNSでバズってますよね。このようなシェア性の高いOOHにある程度効果計測が可能となる仕組みが整っていけば、よりOOHは使われてくるのではないかと思います。(もうOOHのプランニングに長く離れているのでこの持論にあまり自信はないですw)
今回は推敲もしてないので、書いててわけわからなくなりましたが、要は短期視点で考えると、OOHの最大化はシェア性の高いクリエイティブ開発やプロモーション設計が大事。
中長期目線で考えると、よりオープンなマーケットプレイス化と計測環境の整備がOOHのミライにおいて大事だと思います!!

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