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義父にコミュメモを布教した話

我が家には自家用車がないので、近くに住む義父に車を出してもらうことがある。
先日、息子をある場所に連れて行ってもらうのにお願いした際、ついでにお茶(2Lペットボトル×6本)の差し入れを貰えることになった。
お茶は車のトランクに積んである。
「渡すのを忘れないように」と義父はメモを書いていた。

そう。
情報を目に見える形にしておくと、忘れない。


このメモをきっかけに、コミュメモについて義父に話してみた。
この記事に取り上げているおはなしメモとふきだしWIDEの実際のメモも見てもらった。

義父の感想は
「なるほどねえ」

…この一言を聞けてよかった。

義父は、筆談コミュニケーションの経験者だ。
今は亡き祖母が、晩年、耳が遠くなって音声言語でコミュニケーションを取ることが難しくなっていたからだ。
「雰囲気でなんとなく」というのはあっても、通院のことなど正確さが大事な情報はなかなか伝わらない。
義父と祖母は離れて住んでいたので、普段は携帯メールで、会った時には筆談を使用していたのだ。
電話も使用していたが、義父曰くそれは「生存確認だけ」のためだったようだ。

筆談で使用した紙はそのまま記録・エビデンスとして残る。
通院日を記したメモなどは、そのまま目のつくところに貼っておけばリマインドになる。

「音声言語はアテにならん、書いたほうが結果的に早い」
ということを義父は既に祖母のことで経験していたから、子どもにもそりゃ有効だろうとすぐに納得してくれた。
それに、「こういうメモが売ってるだな。カタチがあるとよりわかりやすいな」というようなことも言っていたので、コミュメモの本質を感じ取ってくれたのだと思う。

義父母も高齢になってきて聴力の衰えもそろそろ気になるだろうから、今からコミュメモを義実家にも置いとこうかなあ。
孫が来た時だけでなく、普段使いのツールとして使ってもらえるように。

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