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なんという偶然

全くもって
世の中
びっくりなことがあるもんだ。

その日
カナダでのオンラインのヨガクラスを朝に終え
買うものがあって渋谷に出た。
①その時ふと思いついてメガネ屋さんに寄った。カナダのShoppers(ドラッグストア)で買ったリーディンググラスがあまりにそっけないのでフレームを自分で選んで合わせてもらおうと思ったのだ。幾つか試して選びカウンターに持って行く。仕上がりが30分後と言われる。
②Loftで買うものが見つかり、まだ時間があるのでカフェに寄ることにした。
③どこがいいかと思いつつ道玄坂カフェに寄ってガパオライスを食べた。グレープフルーツジュースと共に。
④メガネ屋さんに受け取りに行ったあと新しい歩道橋を確かめたくなった。


先日友人とセルリアンホテルの前で待ち合わせをしたら かつてあった歩道橋の階段の上り口が忽然と消えていた。歩道橋はあるのに(笑)
首都高の下、六本木通りを越すあの古〜い歩道橋である。
そんな話をしたら娘に銀座線の方スクランブルスクエアから繋がっているのだと。
何それ?

⑤その渋谷スクランブルスクエアに行く途中、階段下でスーツケースを抱え途方に暮れている旅行者らしい女性を見かける。
一緒に持ちましょうかと声を掛けると
渋谷スカイに行くにはこの階段を登らなくてはいけないのかと聞かれる。その方向のはずだがエレベーターの位置が私にもわからなかったのである。彼女を見送り私は別の方向へ。


辿り着いた歩道橋はあちこちにつながっていて

上が首都高
下が六本木通り

その中のひとつの先には見たことのない渋谷ストリームという新しいビルがあった。
⑥渋谷ストリームの中に入ってみる。Dean&DeLukaがあってひと休みしようかと思うが思い直して素通りする。
⑦スクランブルスクエアに戻り駅に向かうつもりが夕方の仕事にはまだ少し時間があったので地下でスイーツを見に行こうと踵を返す。

その時である。
私の名を呼ぶ声がしたのは。
振り返って彼女を認識するまで2秒かかった。

それは大学時代の親友だった。

彼女はずっとドイツに住んで、彼女が一時日本に戻った頃私はカナダに移住。私が日本に一時帰国するとドイツに戻った彼女からカードが来ていた。

そして昨夜 ヨーロッパのマップを広げる機会があって、私は初めての海外旅行を彼女と行った事を思い出していたのだ。
いつかドイツにいる彼女を訪ねたい。

私たちは多分30年は会っていなくて。
それがこの渋谷の雑踏の中で彼女に呼び止められるとは。彼女だとわかった時、驚愕のあまり私は大声で叫びそうになった。

新しいリーディンググラス
道玄坂カフェ
右方向に渋谷ストリーム

①〜⑦のどれも少しずれていたら私たちは会えていなかったであろう。

日本とカナダの子供たちのために使いたいと思います。