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演技レッスンの日々を思い出す

ナレーションのお仕事、すごく興味があります。

仕事獲得できないかな。

ただ、けっこう詐欺まがいの募集もあるようなので、注意しなきゃいけませんね。気持ちが高ぶってると、夢中であれもこれもって突っ走ってしまいますから😅


僕は中学生の頃から、映画俳優になることを夢見ていました。

初めてオーディションを受けたのは中学生の時。

バスに揺られて網走から旭川まで行き、台本を読んだり、身体を動かしたり、自分の存在を審査された最初の経験です。

あれは劇団オーディションだったかな?

後日、合格通知が来て、僕は喜んでいました。

レッスン受けるから、旭川でひとり暮らしをしたい!

興奮気味に自分の進路を話していると、父親に反対をされました。

高校はどうするんだ!

こういう世界は、そんなに甘いものじゃない!

怪しいところがたくさんある!

…あのとき、入団(入所?)費用がいくらだったかは覚えていませんが、確かお金がかかったはずです。あのときは父の現実的な判断で、その後の展開はありませんでした。


その頃から、「高校を卒業したら東京にいく」という自分の進路を意識していました。


上京して、何もない4畳半のアパートに並んだ2冊の情報誌。

「オーディション情報誌」と「アルバイト情報誌」。


……なんだか今、あの頃の感覚に近い気がしています。

フリーランスという目標と、まだまだ噛み合っていない現実の日々の感じが。


今にして思えば、うさんくさい芸能事務所(養成所)に入って、一生懸命演技レッスンしてたよなぁって。

親にお金借りて入所した養成所で、たった週1回の演技レッスンをとにかく一生懸命やっていた日々が懐かしいです。

月謝1万円。

高い気がしますけど、まるっきし詐欺でもない。

真剣に演技のレッスン授業や、発生のトレーニングがあり、事務所がオーディションに送ってくれたり、エキストラの仕事や再現VTRの仕事も経験しました。

芸能に関する企業は、グレーな部分が多いと思います。

有名なお笑いの大企業だって、売れなきゃまともなお金なんて貰えないみたいですよね。


キャストオーディションで落ちて、

「君、才能あるからうちでレッスンしないか?」

そんな、明らかに怪しい誘い文句も、喜んで受け止めていた純粋さ。


「レッスンや芸能事務所なんて、詐欺ばかりだ!」

そう感じるのもわかります。

自分の経験から、今ならわかる「純粋さを食い物にした手口」という部分もあります。


夢に向かって一生懸命に、金集めの怪しげな養成所でレッスン。

それらしく厳しい指導を受けながら。

「できないなら、帰っていいよ!」

ドキュメンタリーにありそうな、緊迫のレッスン風景。

週一回しかないレッスンなのに帰るわけにはいかない 笑。


そういえば、松田優作が好きすぎる養成所の仲間がいたなぁ。

上下ジーンズ姿で、「探偵物語」の松田優作の髪型で、喋りかたが全部「松田優作の喋りかた」で、演技レッスンも全部「松田優作のモノマネ」。

本人、自分は松田優作だと思っているので、考えも優作脳な訳です。

演技などが上手いわけじゃありません。むしろ酷かったです。

舞台女優でもある先生がダメ出ししても、松田優作のように自分の考えをぶつけて、言うことを聞かない 笑。

みんな(色んな意味で)怖くて、何も言えない💦

僕と、仲良かった人と、偽松田優作とで、レッスン後のファミレスタイム。

演技や夢についてしょっちゅう話していましたが、偽松田優作のアツさがちょいちょいウザかったな 笑。

でも、本人はその感じを「一生懸命やってる」から、さらに言いづらいし、悪い人じゃないんだけど…って感じなんですよね。


自分も人のことは言えませんが、あの頃の仲間はどうしてるのかな。

仲良かった人は、今はYouTuberとして食っていけてるみたいです。

俺も負けないように、自分で食っていけるようにならなきゃ。


自慢じゃないですが、演技の才能は結構あったっぽいんですよ。

ただ、ハゲたので役者はあきらめました。とさ。

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