【AKG/P170】スモールダイヤフラムコンデンサーマイクをアコギ用に購入!
ずっと憧れていたセッティング。
ボーカル用メインマイク➕ギター集音用マイク
しかし、自宅でのDTMでこの形をセットすることはありませんでした。
あえて理由を説明するならば、
①トラックごとにRECを重ねていく「一人多重録音」のDTMなので、結局マイク一本で作業出来るから。
②音質にこだわりたい場合、マイクプリを通すんですが、マイクプリをマイクの本数分用意するのは…(マイクプリって、良いお値段するんですよ)。
③音を気兼ねなく出せる環境と、物理的なスペースが必要。(マイク二本立てるなら、基本的にはマイクスタンド×2となるので)。
かつてはユニットバスの中、自作防音室の中などで、可能な限りちゃんと声やアコギを鳴らしてましたが、なんせ狭い!
マイクを二本立てなきゃいけないわけじゃなかったんです。
弾き語りをそのままお届け
この度、ついに!
念願の「マイク×2本立て」スタイルにしました。
それは、今までのようなDTMではなく、
「ライブ配信での弾き語り」が目的だからです。
こうなると、先ほどのDTMとは話が変わってくるんですよ。
「ヴォーカル➕アコギ」であれば、声とギターの音が発せられるわけです。
マイク一本でも、もちろん弾き語りは出来るんですが、
そこは、好き好きの「こだわり」と言いますか。(笑)
弾き語りだと、メインは歌声になるので、マイクも口元に狙いを定めるのをベースにセッティングすると思います。
しかしアコギの音も程良く拾わなければなりません。
自分の場合は、
イメージで言うと、「トライアングル」?
マイクが声とギターを程良く捉える位置にくるようにセットしてました。
いいんですよ?
あのー…別にコレでも配信出来ますし、クリアーに聴こえます。
でもやっぱり、ギターの存在感が薄い気がして。
ペンシル型コンデンサーマイク
自分の音楽スタイルは言ってしまえば
「弾き語りが究極形」でありたいものでして。
昔のブルーズマンだったり、フォークシンガーだったり。
ボブ・ディランだって、ブルース・スプリングステーンだって、
「アコギ一本弾き語り」ですら神々しい。
それはさておき、アコギを弾きながら歌う時、
必ずアコギに向けたマイクもセットされています。
大抵が「ペンシル型」と言われる、小型のコンデンサーマイクです。
音楽機材といえば!まずはサウンドハウスということで、例の如く調べまくるわけです。
と言っても、マイクは昔からしょっちゅう調べていたので、定番は大体知ってはいたんですが、色々あるのでね。価格の折り合いもありますし。笑
「AKG(アーカーゲー)」というブランドがあり、マイクやヘッドホンでは超定番ブランドなんですが、ペンシル型コンデンサーマイクでも、人気があります。
そんな中、今回私が購入したP170という製品。
「え?¥10,000しないの?」
マイクも価格は色々ありますが、AKGの定番C414なんかは6〜9万、C12なんて50万超えです。ペンシル型も定番は3万近い。
(↑定番 AKG C414XLⅡ)
大丈夫かなぁ。(安いことで逆に不安)
でもAKGだし!そんな変なマイクじゃないでしょ?
…とか考えながらレビューをあさるわけです。
特に動画でのレビューはワクワクします。
このP170のレビューをしている動画は、海外の方が多かったので、参考にさせてもらいました。
AKGは音楽の都オーストリア・ウィーンで誕生したブランドですしね。
(↑こちらも定番 AKG K240studio)
動画レビューを見る限り、どれも良い音なんですよ!
え!全然良いじゃん!
そしてあっという間に、私は注文確定ボタンを押してしまったのです。
さっそく使用。音の感想は?
機材の開封は、いつものことながらテンション↑ 笑
製品を見て思いました。
「オッケ。絶対良いマイクじゃん!」
作りや触った感じ(重さとか)で、安っぽさがない。さすがAKG!とかブツブツ称賛の独り言を呟いてました。
その日の弾き語りライブ配信で、さっそく使用しました。
ゲインやセットポジション、EQ調整など、メインマイクとのバランスを考えながら調整を試みました。
配信アーカイブでチェックしたところ、ちょっと音量を遠慮しすぎたかな?
もう少しP170の音量を上げても良かったかなと。
やはりメインマイクをヴォーカルように専念セットすると、声の拾いが大きくなるので、声とギターに音量差が出てしまったという反省です。
でもまあ、次に繋がるので。
さあ、肝心のP170の音は?
まず、マイクとしての品質、全く素晴らしいです!(日本語が変?)
コレで税込み¥9,000ちょいなら、お得じゃない!?
変なノイズもないし。
ただ、どのマイクでも言えると思うんですが、このマイクにはこのマイクのクセはあります。
それを良しとするか悪いと感じるかは、個人の問題でしょう。
私のイメージでは、
結構柔らかい音かな?って感じです。
AKGについて私は、カチッとクッキリした音のイメージがあるので、
「なんかジュワッとした優しい音だな」って感じました。
私のアコギは、音が硬め(私はそう思ってる)なので、柔らかい音のマイクなら、ちょうど良い具合の自然なアコギ音になるんじゃないか?
そんな期待を込めて弾き語りをしてました。
そして配信のアーカイブ。
先ほどお話した、音量セッティングは置いといて、
音質、悪くないんじゃないでしょうか。
うん、普通に良いですよ!
私のポジションセッティングや、EQ調整も関係してくるので、
もしネガティブな音の印象を私の配信から受けた方は、それは私の使い方が悪いと思っていただいていいかと💧
高音域も「キンキン」しない、どちらかというと「シンシン」という感じに思いました。クッキリとキラッとはしてないかも。私はナチュラルな感じがして好きですが。
動画レビューを見ても感じていたんですが、このマイク、ミドルの帯域が抑えられてるような感じがしました。なので、歌声と被りすぎない?まさに、弾き語りギター集音にはいいんじゃないかと思ってました。
実際使ってみると、そこまでミドルが控えめって程でもなかったです。多分自分がレビューで感じたミドルの抑えられた感じっていうのは、
「音の柔らかさ」から感じたものかもしれません。
クッキリ、キラキラしてないので、目立ちすぎないんです。
低音域も自然に思えました。EQでLowをいじれば、簡単にスッキリor太めに調整出来るかと。
総合した感想は、「目立ちすぎないけどしっかりしてる」ってところでしょうか。良いマイクです!
楽しくこだわる
さあ、コレで尚更、ギターがごまかし利かなくなります。笑
ヘタなの目立っちゃいます💧
「アコギの音も存在感がある弾き語り」が出来るんじゃないでしょうか。
冒頭で言いましたが、別にマイク一本でもいいんです。
でも、マイクを二本立てて弾き語りしたら、それはそれで、
違いが出てくるんですよね。
もっと言えば、プロの現場の弾き語りなんて、マイクを5本とか!立てるのも普通みたいですし。
音って、ロマンですよねぇ。
だから機材に興味が尽きないんですよ。
マイクプリやコンプ、ケーブルや電源まで!考えたらこだわりたいところだらけで。国内と海外、電圧の違いで音も違うとか言うじゃないですか。
機材を充実させるには、そもそも「環境」が関わってくると思ってます。
ちゃんと音を出せる部屋(場所)じゃないと、どんなにいいマイクや機材を揃えたって、宝の持ち腐れ、性能を発揮させられない勿体なさがある。
今こうやって、マイクを二本立てて弾き語り出来るのも、
音を出していい部屋に住めているからで。
縁あってこのマンションに引っ越してきたことは、何かの導きか?
マイクについての記事を、また書く日が来るとは思ってませんでした。
機材に目が眩んで、お金使いすぎないように気を付けます。笑
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