こうあるべき

私は人の好き嫌いが激しいんです。
それを態度に出してしまうんです。

そんなお話をされた利用者さんがいました。

休職前の職場で、最初は何も感じていなかったのに同僚の、一つ一つの言動、声、様々なことが気になり、自席にいる時に視界に入ることも嫌悪となり、最後は適応障害になりました…と。

利用者さんから、その同僚はどんなふうに見えていたのだろうか？
そんなことを考えながら、お話を聴いていました。

どうやら、利用者さんにとっての
"社会人として、こうあるべきだ"
というラインから外れているのではないか…という理解に至りました。

"こうあるべき"
"こうじゃなければ"
私も、この呪いのようなものに囚われがちな1人です。

この考え方って確かに苦しくて疲れる。
でも、ここ何年かで、こんなふうに考えられる自分で良かったなって思えることが増えてきました。

これは、
認知の歪みが修正されて、柔軟になったから？
他者からの影響？

理由はわからないけれど…

こういう考え方だから得意なことがある。
そんな視点で、利用者さんと日々向き合っていきたいなと思います。

その利用者さんは認知行動療法をスタートすることにしました。
ここから、どんな風に変容していくのか、その先の新しい職業人生が少しでも豊かであることを願っています。

✳︎余談ですが、先日、夢を見ました。
夢占いで調べてみたら、『一人になりたい』という願望があると。

最近、大きく生活環境が変わったばかりで、まさに『一人になりたい』と心から思っています…

夢占いスゴ…