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アカショウビン

「みっちゃん、アカショウビンがいるよ」輪島市在住の版画作家、江崎満さんの本に出てくるアカショウビン。

インターネットで調べると、真っ赤な渡り鳥だということがわかった。

輪島市三井町の小学校では、アカショウビンが来ると、校内放送で子供達にアカショウビンが来たことを知らせるらしい。そんな憧れのアカショウビン。

一度でいいから会いたい。

そう思っていたある朝、洗面所で顔を洗っていると外から鳴き声が聴こえてきた。

「キョロロロ・・・ キョロロロ・・・」

ネットで聴いたアカショウビンの鳴き声に似ている。

まさか、アカショウビンなのか?

慌てて、洗面所の窓から外を見るけど何も見えない。

台所の窓からも、何も見えない。

もしや?とお風呂場の小さな窓を開けたら、すぐそこに、あんなにも会いたかったアカショウビンがいるではないか。

噓みたい!

もう、嬉しくて!嬉しくて!

じーっと見ていたが、そう!そう!写真!写真!

あ~でも、その間にいなくなったら、どうしよう~

朝から、超ハイテンションな私。

そーっと、そーっと、1枚だが写真が撮れた。

慌てて撮ったから葉っぱが邪魔しているが、確かにアカショウビンは、すぐそこにいたのだ。

思い続ければ、願いは叶う。

幻の火の鳥、アカショウビン。

いつか、また会えますように。


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