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プログラミングを学んでしまったが故の、私の育児の失敗

写真は、新しい靴を頑なに拒否する2歳の娘です。(外)

私は新卒で入社してからずっと、いわゆるソフトウェアエンジニアです。主にWebシステムを担当することが多く、バックエンドもフロントエンドも両方やります。

プログラミングの世界は、機械が動作を判断できるように、命令を、0か、1かで入力する必要があります。それ以外はありません。必ず、0か1かを決めて、渡してあげなければいけないのです。そして、それに対応した答えが返ってきます。

私はこんなはっきりとした合理的な世界が大好きです。グレーがあまり好きではないのです。人に対しても、Yes or No を結構強く求めてしまう方です。60%Noだったら、それはもうNOでしょ!?と思わざるを得ないのです。

そんな性格?性質?のせいで、育児がだいぶ辛かったなと思います。(過去形だけど今も辛いかも笑)

プログラム的に書くと、while文の中で、どのswitch caseにも入らずbreakもなくて無限ループ、なんてしょっちゅうです。caseに入ったとしても新たなループが待ってたり。仕様に起こせない、ぐちゃぐちゃなソースが頭を駆け巡ります。

どうしてもHowToばかり求めてしまって、絶対に答えがあるはず、なんとかなるはず、なんとかできるはず、と思い込んでいたと思います。

子どもは大人の思い通りにできる、子どもは大人の言うことを聞くべき、人は動かせる

書いてて恥ずかしいですが、心の奥底でこんな前提が自分の中にあったのだと思います。

私が見ていたのは、0と1だけだと気付きました。つまり、入力と、出力だけしか見ていませんでした。そこに至る子どもの気持ちを見ていなかったと思います。

本当に恥ずかしい話しですが、上の息子が生まれてからネントレ(ねんねトレーニング)に躍起になっていた時期に、HowToを求めてネットを彷徨っていました。その時に、何気ない言葉が刺さりました。

赤ちゃんはロボットじゃないんだから、みんな同じにはならないよ

何言ってるの?当たり前じゃん、と思うかもしれないですが、、ああ、私は子どもをロボットのように扱ってしまっていたんだ… と大きく反省しました。子どもがみんな同じ入力で、同じ出力をするでしょうか?そんなわけないですよね。それはロボットです。

それに気付いてからは、0とか1とか考えずに、グレーを楽しむ余裕を持つようになりました。(なるべく笑)

ちょっと特殊かもしれませんが、私の失敗談でした。

にんげんだもの(みつを)


サポートいただいた分で他にできない経験をして、記事にしたいと思います。 ここまで読んで頂きありがとうございます!