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まる男の友情

1973年生まれのまる男は小学校1年の頃から、ある理由でプロも通うボクシングジムで学校以外、ボクシング漬けだった。そして、中学校、友達に誘われて野球部に入る。運動神経は怪物だけど、常識のだいぶずれた少年と少し奥手な仲間たちの物語である



部活の帰りに垂也が叫ぶ
「俺たちは鉄の結束だ!」
角郎の眉間にしわが寄る
まる男は口にしてた焼き鳥ネギマを落として笑った
「なんだよー。鉄の結束って。何かの影響だろう」
垂也は顔を赤くして言う
「何だよ!俺たち親友じゃねーか!そんじょそこらの仲間と違って裏切ったりしねーんだよ!」
まる男は少し元気なく「ふ~ン」と呟く
少しカッコいいなと思いそれに乗るかと思い始めてる
角郎が口を出した
「一人で鉄筋位強いヤツが居るけどな」
まる男を見ながら言う

まる男は泣いてる
「ど・・・どうした!この一瞬で女にフラれたか!?」
まる男は泣きながら言った
「焼き鳥・落とした😭女にフラれた位で泣くかー!」

「ふー」
角郎は俺たちには鉄の結束とかは早いな。とまる男を見て思った

因みに高校に入るとまる男の大事なラジカセを垂也が壊し、3人の関係は一時崩れる
(ラジカセとはラジオを聞けてカセットテープでの再生と録音の可能な機械だ。プレステ3位の大きさがある)
1週間後まる男はMDラジカセを親に買って貰い3人の関係は復活する
(MDラジカセとはラジカセにMDという音楽記憶媒体に録音可能な機能の付いた機械だ)

大学生の夏休みに免許取り立ての角郎がまる男の車を川に落とすが友情は揺るがなかった。

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