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Vol. 31 MBAモジュールシリーズその1

Strategy & Entrepreneurship

Winchester大学MBAでどんなことを学んでいるのか
シリーズでお伝えしていきます。
ご興味のない方は読み飛ばして。
私は、MBAはもちろん、企業経営も素人ですので、
間違ったことを書くかもしれません。
テストに向けた自分自身の復習の意味が大きいですので、
そこはご容赦ください。
(間違いをご指摘いただけるとたいへん有難いです)
「戦略と起業家精神」
このモジュールから。
文字通り企業戦略理論のオンパレードです。
そこに、アントレプレナーシップが少し乗っかってる感じ。

戦略とは何か

まずは、戦略立案の全体像を確認します。
Jordan and Walshなどを紹介しながら、
外部環境分析

内部環境分析

戦略立案と実施(維持)
といった流れをおさえます。

外部環境分析

次は、環境分析のフレームワークを学びます。
PESTLE
5force
3C など
これらを学びながら、
具体的な分析方法についても確認してきます。
特にここにサスティナビリティが入ってきますね。
チューター(先生)自身が、
英国の大手銀行のストラテジストだったため、
ESGやSDGsをかなり重く扱ってくれる。

内部環境分析

次は、企業サイドについて分析するフレームワークです。
Value Proposition
Business Model Canvas
VRIO
などを使いながら、企業のリソース等を確認してきます。

戦略立案と実施(維持)

そして、実際に戦略を立案し実行する際の
フレームワークを学びます。
Porter’s generic strategy
Porter’s Value Chain
SWOT
Ansoff’s Product and Market Matrix など
これらを学びながら、
実際にどのような戦略を立案するか、
また、その戦略が持続可能なものにするにはどうすればいいか
などを考えていきます。

基本的な書籍ですが、なんせ厚い!

ケーススタディ

これまで見てきたようなフレームワークに慣れるために、
実際の企業のケースを検討していきます。
テスラ、ホンダ、トヨタ、GE、TESCO…
いろんな企業の戦略について
事例を紹介してもらったり、
学生たちでアイデアを話し合ったり、
なかなか面白いです。

ファイナルエッセイ

いわゆる最終テストです。
詳細は書けませんが、
任意の英国企業をピックアップして、
自分自身がコンサルタントとして、
その戦略を分析し、
コロナ後の時代に沿った新たな戦略を立案するというもの。
いや~、これは苦しいです。
まず、企業を理解するためのデータを探すのが難しい。
様々なニュース記事を集めて、
大まかな情報や動向を確認しつつ、
統合報告書や株式市場の評価などを細かく読んだりして
理解に努めます。
私は英国では有名なある企業をピックアップしているのですが、
その企業がどんなポジションになるのかなど
よく分からないところがあります。
逆に先入観がなくて良いかもしれませんが。

前にも書きましたが、
とにかく勉強に時間がかかります。
週1の授業が3時間
予習3時間
復習1時間
そして、ファイナルエッセイ執筆に向けた準備。
文献リサーチ、ニュース記事収集、
それらを戦略立案のフレームワークに落とし込んで、
企業を理解していく。
その後にようやく戦略立案。

しかも、このモジュールはエッセイと同時に、
10分間のプレゼン動画を作成しないといけない。
経営陣にプレゼンするというなりで。

1月上旬の提出に向けて、
これから厳しい日々が続きます。

※メイン写真は、Winchesterの中心市街地への入口。クリスマスのイルミネーションが始まっています。

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