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蹴球症候群

他分野を通してサッカーを解明し、サッカーを通して他分野を解明する
サッカー、またはサッカー以外の分野から日々何を学んでいて、何に気付いて、何に疑問をもち、どんな風に… もっと詳しく
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#人生観

「沸点」について

自己分析が、何をするにも、幸せになるにも、豊かになるにも重要なことだと思っている。もちろん自分が誰にどう見られているのかを100%把握することも、正確に形取ることも出来ないけれど、人のことを見ていて、自分自身のことを下に見積もりすぎるわけでも、上に見積もりすぎるわけでもない人は、強いな〜と、よく思う。 自分のことを知るためには、

『サッカーしか知らない奴』にならないために、僕はここまでどういう戦略を持って生きてきたか——。

「サッカーしか知らない者は、サッカーすら知らないのだ」 僕はこの言葉を、本当に信じている。一番最初にこの言葉を見たのは確かまだ学生の時で、誰の名言として書かれていたのかは忘れたけれど、有名な監督が言った言葉として本に書いてあったのは覚えている。日本に一瞬だけ来たリージョも、同じように言っていた。 サッカー監督になると決めたのは20歳の時で、そこからこの言葉を常に意識してきた。理由は単純で、サッカーから外の世界に出てみたり、サッカーとは違う世界の本を読んだりすると、あること

わかっていても、わかっていないふりをして、主張する。たとえ誰かの顔が浮かんでも。

世の中には、たまに大胆な発言をする人がいる。大衆に向けて、誰も口に出来なかったようなことを、主張する人がいる。その対象は決まって複雑で、何か1つを解決すればどうにかなるようなことではない。それゆえ多くの人は、それらの主張を耳にして、目にして、何もわかってねえな、とぼやく。そんなに簡単な話じゃないんだよ、と。 その大胆な発言をする人や、何かを強く主張する人は、わかっていても、わかっていないふりをしているんじゃないかな、と僕は思う。世の中を動かすためには、たとえそれがカオスであ

「人に対して説得力を持つためには実績を残すしかない」は本当か、嘘か。

誰かに「頑張れ」と言われたことありますでしょうか。多分みんなあります。励ましではなくても、アドバイスとか、忠告とか、指摘とか、そういった類のものを言われた時に、皆さんはどう思うでしょうか? 多分「誰が言うか」が重要だ、と仰ると思います。 僕もよく、言われました。人に対して説得力を持つためには「実績を残せ」と。じゃないと、誰も話を聞いてくれないよと。 確かに、例えば全然頑張ってないやつに「頑張れ」って言われてもなんとも思わないどころかムカつくし、自分と同じことをしたことが

#10 マイノリティを?マイノリティが?

#8 SNSで外国をつくる