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蹴球症候群

他分野を通してサッカーを解明し、サッカーを通して他分野を解明する
サッカー、またはサッカー以外の分野から日々何を学んでいて、何に気付いて、何に疑問をもち、どんな風に…
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2022年4月の記事一覧

最近読んだ本たち、13冊。

『若者のサッカーに対する興味関心を語る時の、圧倒的な勘違い』について

まず、若者の、あるいは、若者でなくとも、「サッカーへの関心」や「興味」というものは、「長い時間をかけてつくられて、長い時間をかけて失われていくものではない」と私は思うのです。そこを勘違いしてしまっては、いけないと思うのです。 そもそも「サッカー」というコンテンツは、西洋由来のもので、日本においてその存在を確かに持ち始めたのは、ここ30年の話です。Jリーグという人為的かつ戦略的に作られたコンテンツがきっかけでした。 それなのに、私たちは、どの領域に関してもサッカーを語るとき

『圧倒的にやばい本』

ああ、これは(本)すげえ…と思う本に出会うことがたまにありますが、『すげえ…』の中にも種類があります。先日一瞬で読破した分厚い本は、圧倒的に『すげえ…』んですが、「これは敵わない」「どれだけ時間と労力をかけて纏めたのか」「こんな本を私もいつか書きたい」と、何か憧れや羨望の感覚を覚えるものでした。

「そうであることの必然性」について

「必然」に近づいていく感覚。自分が関わっている仕事領域や、あるいは私自身の人生においても、その「必然性」や「自然(な状態)」を一貫して求めることが私にとっての正義です。 現在仕事で行っていることを既存の名前で整理すると、(サッカーの)コーチング、ブランディング、(広義の)デザイン、組織マネジメント、執筆、などが挙げられますが、それらに共通しているのは「そうであることの必然性」を追求する作業である、ということです。