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蹴球症候群

他分野を通してサッカーを解明し、サッカーを通して他分野を解明する
サッカー、またはサッカー以外の分野から日々何を学んでいて、何に気付いて、何に疑問をもち、どんな風に… もっと詳しく
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2020年11月の記事一覧

文章を書くことについて——。意欲・余計なもの・喋ること

「文章を書く」という行為を生業にしていこうとは思っていない人間にしては、毎日毎日、来る日も来る日も、まとまった文章を書いているな、と思います。これまでインターネットを「文章を書く場」として利用してきて、それはすなわち「自分の意思を表明する」ということに同義なわけですが、このようにクローズドな場所で書くようになったり、既存のWEBメディアで書くことを辞めたり、来月からは雑誌の連載と本の執筆が始まり、なにか、書くということをもう一度考えないと、無駄に消費するだけになってしまうな、

ブランデッドエンターテイメントの概念|スポーツで人の心を動かすためには

観客のいないサッカーには、興味がありません。それ故、私はエンターテイメントとは何か、サッカーをエンターテイメントの視点で見ることとは何を指すのか、ということを考えてきました。 感情の動かないエンターテイメントが存在しないように、サッカーというゲームの本質は「感情」にあると思っています。そういった視点で表現行為をしていこうとすると、サッカー以外の分野からヒントを得ることが多くなっていきます。今回は、これらの領域に関して最近読んだ本の中で、サッカーに大いに応用できる学びがあった

なぜ自己啓発書は煙たがれながら存在し続けるのか

なんらかの結果を出している人が自己啓発書について否定をしているのをよく見かけます。ただ今も昔も、本屋にいけば大量の自己啓発書が並び、日々新刊が書き続けられています。 自己啓発書を読むことは、正義か悪か。私の意見を交えながら考察していきたいと思います。ずっと書きたかったんです、このテーマ。

サッカー選手に必要な『INNER WORK』と『OUTER WORK』について

そもそもサッカー選手は、何のために試合や練習、ミーティング、コンディショニング、その他の活動を行っているのか?というところに立ち返ると、「向上するため」という唯一の目的に向かっていることがわかります。これに例外はありません。「向上することによって〇〇」の「〇〇」の部分は、各選手・各団体が持っていても構わないわけですし、状況や機会によって異なることもあるでしょう。しかし「(何らかの要素を)向上させるという目的」からは逃れることが出来ません。 それなのに、「向上とは何か?」とい