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もし歌が得意だったら、音楽は辞めていたかもしれない

私はあまり歌が得意ではないのですが、もし子どもの頃から歌が得意だったら、今頃どうなっていただろうと考えることがよくあります。

結論から申しますと、音楽は辞めていたかもしれないですね。

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音楽にどっぷり浸かったのは11歳の頃で、ミュージカルを行なっていました。歌って踊って演じての3部作でしたが、その流れとあるロックバンドとの出会いにより、13歳の時にギターを手に取りました。

歌は好きでした。ギターも好きでしたがギタリストになる気は1mmもなく、目立ちたがり屋の調子乗りな私は、どうひっくり返っても未来の行く先はギターボーカルただひとつでした。

本当は将来バンドを組んで世に出たかったのですが、思うようにうまくいかず20代も後半に差し掛かり、弾き語りで上を目指すことを決めました。

しかしライブ活動でも結果が出ず。

20年以上独学で歌ってきたわけですが、記憶を辿っても歌を褒められたことはほとんどなく、よく喉も壊し声も裏返っていたのでライブへの失望と同時に歌の自信も失っていました。

もっと歌がうまい人もたくさん見てきました。あんな風に自分も歌えたら、もっと上へ行けたかもしれないのにと当時何度も思いました。

だけどあきらめきれなくて、そっから色々考えて流しに転向したわけですが、同時にボイストレーニングに通うことを決めました。

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あれから4年。そこそこの授業料でしたが、歌を褒めてもらうことが本当に増えました。それが本当に嬉しくて。

今でも私は歌が得意とはまったく思わないのですが、形に見える結果が出たことで、すごく自信となりました。

ライブをやってた頃は、もっと歌がうまかったら人生は大きく変わったのにと思っていましたが、おそらく目立ちたがり屋で調子乗りの私は、歌が得意という過信に溺れて練習もせず、結局結果も出ずプライドも捨てきれず、流しもできず音楽を辞めていたかもしれません。

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コンプレックスというのは強い原動力なのか、私はもっと歌がうまくなりたい。まだ足りない全然足りない。もっとうまくなれば私は自信になるし、周りは喜んでくれる人が増える。

すごく不思議な言葉ですが、歌が得意じゃなくて良かったとつくづく思います。


これからもぶっ飛ばします。良かったらぜひ!