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「響け!ユーフォニアム」と、僕がこのチームと共にいたい理由。

こんにちは。前回の記事から数週間経過しましたね。

他の方を見ても間隔が空いている事が多く、その分しっかりした文章を作るってパワーも使うし、それを経て紡ぎだされた言葉にはしっかりした力、「言霊」と言いましょうか。

それを感じられるので、すごく読みごたえがある媒体ですよね。



カーリングの季節が本格的に

今回はこの話です。

僕も教室に行かせてもらったり、全国各地でオープン大会が開催されていたりで、完全オフと言う印象はあまり受けないのですが、大きな大会が始まってくるという意味ですとカーリングの季節が徐々に始まってきます。

既に各チームがそれぞれのテンポでオンアイスでの練習を開始されており、トレーニング以外のお話も増えてきました。

そして、フォルティウスさんに関しては、Team Yoshimuraの名のもとに吉村選手が復活!
各選手のポジションも気になる中、新デザインのユニフォームの元シーズンが始まるわけです。

世間ではパリ五輪の話題が出てきており、ミーハーだと言う自覚に対してネガティブな感情は持ってない私は、「さあ今日は何を見ようかな」なんて事が出来るのでシンプルに楽しみにしておりますが、ウインタースポーツも徐々にエンジンが回り出している、いわばアイドリングの期間がやってきたと感じています。

特にカーリングに関しては、2026年のミラノ五輪に向けた選考に大きく影響するシーズンが始まるわけですが、そんな今シーズンを迎えるにあたって、最近強く感じている事があるので、今回はそちらと合わせて書きたいと思います。


と、言いながら。言いながら。。。
いきなり別の話です。


響け!ユーフォニアムに夢中だった、って話。


1個前の記事でドハマりしていると書いた「響け!ユーフォニアム3」が、先日最終回を迎えました。

そこまでたくさんアニメを見るわけではない、なんとなく話題になっているものだけを選択して観る僕ですが。僕ですが。
アーンド、最近のアニメって発想からして面白いもの・普通に考えると思いつかないような設定が生まれているものは多いのですが。

「高校生」「部活」というシンプルな設定のもので、ここまで心を奪われるとは思っていませんでした。
(この後も書きますけど、最近メンタルがボロボロな所なので、より泣いてしまったというか)

このアニメ、女子高生が主たるプレーヤーではあるのですけど、はっきり言って内容は大人向けです。暗い、人間関係のギスギスや、本音と建前に生きる思考の限界とか。
そんな話が、部活的文脈のもとで描かれています。

そんな所で、かなり印象に残っているところをちょっとだけ。
(今回のテーマに一番合っている、本当に書きたい12話のシーンは文章化するだけで陳腐になってしまう気がするので、、泣く泣く割愛)

「劇場版 響け!ユーフォニアム〜誓いのフィナーレ〜」より

主人公:黄前久美子さん
1つ年下の後輩:久石奏さん

奏ちゃんは、中学の頃に先輩を押しのけてコンクールメンバーに選ばれて努力したものの、コンクールで結果が出なかった事を受けて先輩連中から陰で色々と言われてしまい、トラウマと諦め&ひねくれた感情を持っている子。
久美子さんと同じユーフォニアムを演奏しているので、おのずとやりとり久美子を悩ませることは増えていきました。
(シーズン3ではとってもよき関係なんですが)

久美子さん2年生、奏ちゃん1年生の時、こんなやりとりがありました。

たくさん練習して、毎日毎日居残りして、
それで上手くなっても何もないかもしれないんですよ!?

誰も喜んでくれなくて、いい事も一個も無くてっっ・・・!!

奏ちゃん

「そんなの当たり前だよっ!!
一生懸命頑張って努力して努力して努力して、でも結局ダメだったなんて
誰にでもある事だよっっ!そんな事ばっかりだよ!!!!!

いつだって頭を過るよっ・・・・・やってもダメかもって、叶わないかもって。こんなに練習して、結果が出なかったらどうしようって・・・
上手くいかなくて後悔したどうしようって・・・


でも・・・私は頑張れば何かがあるって信じてる。
それは絶対無駄じゃない。」

黄前久美子さん


もう1個。シーズンファイナルより


話は飛んで、最終回直前。久美子部長3年生、最後のコンクールです。
とて、色々な事が起こり、部内(組織内)の雰囲気は最悪。
関西大会まで本当にギスギスした中で進んでしまい、本番直前まで微妙な雰囲気に包まれていた中での、部長の大演説。

「正直に今思っていることを話します。
1年生も3年生も同じ土俵で競い合える、一つの目標に向かって進める北宇治が大好きです。
しかし過去2年間どうしても全国金賞には届かなかった。みんな何でだろうと思っている。だから何かを変えなきゃならない、我々幹部はそう考え今年のオーディション形式を提案しました。それが間違いだったとは思わないし、北宇治らしい方法だと思っています。

しかし、そのことで戸惑いを感じた人がいたのも事実です。部長としてこの場で謝らせてください。申し訳ありませんでした。

今更謝られても納得できない人だっていると思います。
でも、私は北宇治で金を取りたい。わがままかもしれない。

しかし、ここにいるメンバーで不満も戸惑いも全部吹き飛ばして、最高の演奏をして全国に行きたいんです。2年間みんなを見ていて私は思った。こんなに練習して上手くなれないわけがない。こんなに真剣に向き合っているのに響かないはずない。北宇治なら取れる。だから自信をもって、今までやってきたことを信じて・・」

黄前部長

昨今のカーリング。各チーム、立てた目標から逆算してギリギリの所で活動費用を工面し、そんな中で何が出来るかを考えて大会に出たり試合以外の活動をしたり資金集めをしている訳です。クラウドファンディングをやっているチームも増えてきましたよね。移動だとか含め、本当に皆様大変だと思うのです。
ただ、その目標が仮にも選手権シリーズにて優勝する事や、オリンピック出場を目標とした場合は、目標を達成できないチームが圧倒的に多くなるわけですよね。

響け!ユーフォニアムを見て思ったことは、敗北を肯定できるか。
そのような道を歩んできたか・踏んでいるか。
そんな自分自身を誇りに思えるか。

これって、何にでも繋がりますよね。企業勤めの日々の生活にも、学生さんにも。
そしてスポーツにも。

まずは目標に到達しなかったことを悔やむけど。悔やむけど。
その過程を振り返り、何を得られるであろう事を信じられる自分達でいること。なんて事を、多分アスリートの方は日々感じているんだろうなと実感しております。

前提、チームとファンの距離がかなり近いカーリングの特性、その中でも、それがほぼない位の規模が小さいチームの場合、「選手」「スタッフ」「ファン」なんて括りは取っ払って、全員が一丸となって何かを掴みに行く必要があると思っています。

勿論目標に向けて全力で動いている皆様と、共に戦う事。
そしてその中で、結果とは別の文脈で、一人間としてかけがえのない経験ができること。
そこを大切にしたいってのは、選手もスタッフもファンも、全員に通ずる文脈なのかなと思っています。


ここでまた、応援しているチームの話。


話を戻しまして。。。。フォルティウスさんに関して正直、昨シーズンの日本選手権は思うような結果が出なかった所もあると思うんです。
寧ろ、本当に辿ると目標としていた所に届かなかったってのは、2021年から続いているのかもしれませんね。
でも、ずっと色んな方法で努力していたのは我々でも知っているし、日々の結果を受けてまた再度努力をしているのも知っているし。

どのチームも全力で努力しているのは間違いないのですが、ふとしたきっかけで関心を持ち、想いや日々の努力を受けてさらに想いを掴まれて行くってサイクルが生まれていく事がより応援したくなる・共有したくなる・共に存在したくなる気持ちに繋がるのかなと思います。
そこに、フォルティウスさんが当てはまったのは、運命か偶然か、はたまた必然だったのか。何かの縁なのでしょうね。

「なんで好きなの???」って言われても一言で回答出来ない人って多そうですけど、それは色んな要素がサイクルにサイクルを重ねているので、ある程度その想いが輪郭を作り出すと、一カ所だけを切り抜いて言語化する事が難しいからこそなんでしょうね。
仮にも言語化した場合でも、表現する言葉も違うだろうし角度も違うだろうし。

ちょっと不調な31歳男性の話。

私自身、最近はメンタル的に不調な日々が続いています。
モチベーションとしていた事が一区切りを迎えたり、本業でのキャパオーバーがあったりと。恥ずかしながら、気がついたらあれ?涙が。。。なんて事も前より増えています。

若干思い通りにいかない事が多く、上手く整理出来ない事が多いのですが、、、
そこは齢31、ちょっとは経験がありますのでなんとかできるのかなと。
日々決断の日々がまた訪れそうではあるのですが気楽に。
前向きにいるための思考を分かっているだけでも、少しは違うものです。


話が飛びまくりましたが、ようやく最後です

さてさて、、改めてシーズンが始まるにあたって。

目標に向かってみんなでそれぞれのやり方で進んで行きましょう。
気持ちを共感する事を大切に。全てが終わった後に、過程も、勝利も、敗北も肯定できるように。
諦めるのは最後まで頑張ってから。やる前から負ける事考える必要はない。


さあさあ、そんなことを考えているうちに、今シーズンが始まるのです。
ありがとうございました。

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