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ネイティブキャンプ価格改定から考える事業者、ユーザー双方にメリットがあるプライシング変更

こんにちは!
今日はタイトルの通り、ネイティブキャンプの価格改定を通じて、「サービスの良いプライシング変更とは?」について考えるnoteです。
※ちなみに「ネイティブキャンプ」の中の人(回し者)ではないです。1ユーザーです笑


ネイティブキャンプの価格が改定された

英語力上達のため愛用している「ネイティブキャンプ」の価格が改定されました。ちょうど現職でもプライシングの変更を経験していたり、いろいろなサービスや物が値上げされている中で、興味のあるトピックだったので、サービス運営目線+ユーザー目線で今回の価格改定について考えてみました。

ユーザー目線では損した感じがほとんどない。なぜか?

価格改定内容

キャプチャの通りで、月額払いが1,000円値上げになる一方で、年額払いにすると、今まで通りの月額利用費でサービスが利用可能という内容です。
一見、月額1,000円の値上げで損した感がでそうですが、実際にネイティブキャンプを使用しているユーザー目線で見ると「損した感じがしない」というのが率直な感想でした。それはなぜなのか?いくつか理由がありますが、一番重要な点として「サービスにとても満足している」というのがあります。

「サービスに満足しているので、年額払いに移行する」というのが、私以外のヘビーユーザーさんも同じ感想を持つ方が多いのではないでしょうか。年額払いに移行するので、月額利用費も変わりません。なので今回の価格改定に対してヘビーユーザーは不満を持たない可能性が高いと思います。サービス運営目線では、ここが一番大切だと感じます。サービスを多く利用する(長期で利用する可能性の高い)ロイヤリティの高いユーザーが利用を停止してしまうような価格改定は避けるべきです。

価格改定による事業へのメリット

今回の価格改定で考えられる事業運営におけるメリットはこんな感じかな?と思っています。

  • 年額払いユーザーが増えることで売上の安定性が増す、事業の見通しが立てやすくなる

  • 月額払いユーザー利用継続分の売上が増える

ヘビーユーザーが流出しにくい価格改定という仮説を前提とする場合、基本的には売上の安定性が増す+月額利用ユーザー分の売上(利益)が増加するということでメリットしかないように感じます。
ちなみに他のオンライン英会話サービスと比較をしても、月額利用費値上げ後でも、まだまだコスパ抜群のように感じます。

圧倒的なコスパとサービス利便性でグンと利用者を増やし、ロイヤリティが高いユーザーが利用停止しない形で、売上の安定性+利益が増やすプライシング変更、次のチャレンジがしやすい利益体質(土壌)を作るという点で非常に綺麗な戦略に見えます。スゴイ。

価格改定によるユーザーへのメリット

実は、この価格改定はロイヤリティの高いユーザー以外にもメリットあるのではないか?と考えています。人は多くお金(コスト)を払ったことやサービスに対して、真剣に向き合う傾向にあると思います。誰しも損はしたくないので。そして、オンライン英会話という事業においてユーザーが「真剣に向き合う」環境つくりは非常に重要だと感じています。
なぜかというと、英会話はたくさん話せば話すほど、上達します。上達すると英語で話すことも楽しくなってくるからです。

これを踏まえると、この価格改定はユーザーにも大きなメリットがありそうです。今までより多くのコスト(月額費用)を支払っている感覚から、たくさんサービスを使おうという気持ちになるのではないでしょうか。

たくさんネイティブキャンプを使う→英会話が上達する→英会話が楽しくなる(サービスに満足する)

といったようにユーザーにとっても大きなメリットがありそうな気がします。(さすがにポジティブな側面しか見ていないような気もしますが・・・笑)

良い価格改定は、事業にもユーザーにもメリットがある

今回、ネイティブキャンプの価格改定を通じて、サービスのプライシングにて少しだけ考えてみました。
必ずしも「値上げ=悪」ではなくて、適正な価格で良いサービスを提供し続けられることが、生活者、社会にとって良いと感じています。

今後、プライシングについて考える時は、事業にもユーザーにもメリットがある価格改定なのか?という視点も持ちながら仕事したいなと感じた一件でした。

P.S
色々、ネイティブキャンプのことについて調べていましたが、130万人突破したみたいですね。伸びがスゴイ。これからもユーザーとして長く利用させていただきます!!!笑


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