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波乱と海原(テキサスショーダウン)の新版バリアントの紹介

カードゲーム『テキサスショーダウン(Texas Showdown)』の新版『波乱と海原(Seas of Strife)』がリリースされました。私も旧版は大好きで何度も遊んだゲームですが、ちょうど新版のバリアントルールを昨日遊んだので、その要点を紹介します。

Rio Grande Gamesの公式なルールはこちらから参照できます(英語)。
https://www.riograndegames.com/wp-content/uploads/2023/01/SeasofStrife.pdf
原文では初見で少し読み取りにくいポイントがあり、この記事の目的はそこを言い換えることです。


基本ルールでは、各スートの最大ランク(数字)をプレイしてトリックを取った場合、次のリードプレイヤーを自分含め自由に指定できますが、バリアントではその権利がなくなります。
代わりに、最大ランクをプレイした場合、場のもっとも多いスートを数える処理のところで、その最大ランクがプレイされているスートは常にもっとも少ない(最弱)とみなされます。最大ランクだけでなく、そのスートの全カードがトリックを取らなくなります。ですので、残った他のカードだけで最多スートの判定をします。

じゃあ、場のすべてのスートが最弱になったらどうなるのよというと、いわば全カードが同じスートになった状態ですので、この場合は単純にランク(数字)がいちばん大きいカードがトリックに勝ちます。最大ランクを含めて1スートだけプレイされてても、同様に全カードが同じスートですから、最大ランクのカードがトリックに勝ちます。


Rio Grande版の説明書によると、ゲームデザイナーのMark Majorが元々作ったルールはこちらだったとのことです。プレイ感が大きく変わります。また、これ以外のバリアントも2つ説明書に紹介されています。本記事では割愛しますが、新版の日本語版が今月(2023年8月)リリースされましたので、ぜひ購入して遊んでみてください。

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