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ニューヨークで新型コロナウイルスに対して記したこと。9/8/2020

9月8日(火曜日)COVID-19関連の記者会見発表の個人的なまとめと個人的な理解。


9月の第1月曜日は、レイバーデーというアメリカの祝日で、この祝日が夏の終わり、そして新しい年度の始まりで、日本でいうと4月1日のような感じでしょうか。
そんな節目にニューヨーク州知事も久々の記者会見。
本日のポイントをざっくりまとめると、コロナ感染者数も1%以下をほぼ1ヶ月持続して、これも全てニューヨーカーみんなの行動の結果。これからは、この成功をどう守っていくかが大切と。そして、連邦政府の対応の遅れが原因でニューヨークは大変な被害を被った。そのニューヨークの立て直しに、予算を付けないとはどういうことか!と大統領を名指しで大非難。ニューヨーク州のために吠える州知事です。
さて、9月になり、学校、大学も始まりニューヨークのコロナ対策による感染者数の減少をどう持続させるかという点についてですが、全米に渡り、大学でのクラスター事例が多く、ニューヨークの大学も例外ではない状況です。なので、大学で100人感染者が出たら、即リモートに切り替えるということに。また公立の小中高でも、各学校の感染者状況、感染テスト状況などがわかるWEBサイトを立ち上げ、自分の子供の通っている学校の状況が一目でわかる情報公開をするとのこと。現状、事実がわからないことが人々を不安人させるし、個人的な意見ではなく、事実に基づいた判断をするためにもこの情報を公開する必要があるとのことでした。
そして、気になるレストランでのインドアダイニングについてのお話。
結果からいうと、まずは、ローカルガバメント(=ニューヨーク市)が、インドアダイニングを始めた後に、そのルールに沿って営業しているかどうかをチェックできる仕組みを作ることが先決だと。ということで、いつぐらいから、インドアダイニングがOKでとか、そういうお話はありませんでした。
すでにガイドラインに沿ってインドアダイニングを始めているエリアも、やはり、ルール違反や問題も多く、それをこれだけレストランが密集しているニューヨーク市でルールを守れないお店がもし多発したらコントロールも大変。すでに行っているガイドラインに違反しているお店の取締りも、ニューヨーク市だけでは追いつかず、ニューヨーク州も人員を投与しているがもう既にいっぱいいっぱい。
チェックをするということは、それほど難しいことではないから、市の職員でそれらの対応に当たれる人員を確保するなどまずはそちらの仕組みを作るようにとのことでした。
ということで、インドアダイニングの開始の最終決定はもちろんニューヨーク州知事ではあるのですが、その決断を下すために、ニューヨーク市にその対応策を作るようにと、市長にボールが投げられたと言った感じでしょうか。
今は、限られたアウトドアダイニングでも、ルールを守って営業をしているレストランが殆んどだと思います。だけど、大迷惑なことに守らない人がいるから、州知事もなかなか首を縦に振ることはできないのでしょう。
ニューヨーク市長もこの間、9月にはインドアダイニングの指針は出すと言っていたので、なるべく早く今後の動きを示していただきたいです。

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